Flat Nnight --凪の夜-- 何も無い日々の彼是
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左右に分かれた砂時計

  たった一つのヤクソク。  誓ったことがあります。

  一つだけでいいです。  自分を傷つけないと。

  誓わなくていいの。  つらい事なのです。

  お約束がほしい。  本当に、本当に。

  愛が枯れても。  残っている傷。

  大切な約束。  残らない傷。

  一つだけ。  癒されず。

  お願い。  治らず。

  君と。  痛む。

  今。  今。

  話し。  見て。

  抱しめ。  触って。

  慰めあい。  呼吸して。

  愛する様に。  生きている。

  ずっとずーっと。  死んでいない。

  君と会話がしたい。   痛覚を持ってる。

  たまに忘れていても。   空の時間を過ごす。

  大丈夫、我慢するから。  君を無くしてしまった。

  本当に君がいてくれれば。  凪の夜に漂う私の欠片。

  真実、一緒にいてくれれば。  愛していたか、愛されたか。

  私はそれだけで満足なのです。  何が足りなかったのか知らず。

  それだけでも歩いていけるのです。  君のいない空の時間を一人居り。

  生きていることに絶望しなくても良い。  後悔だけはいつまでも続き続けます。

  そんな甘ったるいベリィタルトにも似てる。  欲しくて仕方がなかった明るい光でした。

  舌の先がしびれるような幸せな錯覚をの為。  恋だと言うには、汚れすぎたこの手と瞳で。

  自分が分不相応だと知りながら、君を欲した。  それでも、分不相応を知りながら欲しかった。

  そして、見せてはダメなものを、君に見せていた。  誰かじゃない。君と、君の夢と、君という希望が。

  絶望して、恐怖して、後悔して、それでも足りない。  私には、手を伸ばしても届かない、物だと知っても。

  そんな地獄を煮詰めたような、私を君に見せ付けた。   生きている物に必要だから求めずにはいられない。

凪の夜

 何を知ってもらいたいわけでもなく、何をしているわけでもなく。
 ただ、のんびりと、昼寝する牛を見るように見てもらう。
 群れの中にいる一頭として、何かを残すために書き残してみる。

 私は若い。自慢できるくらいには若い。 
 胸を晴れるほどではないが、もう若くはないですと言って相槌を打たれることはない。
 きっと歩き出せば遠くに行ける。
 ドコまでいけるかは分からないけど、どこかに行けるくらい、長い時間を持っている。持て余している。
 ヒマなわけではないと思う。ただ、少し寂しいのだ。
 群れの中にいて孤立して、群団の中にあって独り。
 これは少し、悲しいことだ。
 涙が出るほどじゃないが、気落ちするくらいには悲しいことだ。
「わかるよ、その気持ち。つらいよな」
 みんな孤立しているらしい。なぜ、群れないのだろうか。
「群体は少数を差別する」
 群れることは悪いことか。ならなぜ群れるのか。
 誰かの、偽善と独善と自己主張にあふれた、熱意ある答えを知りたい。
 間違っていようとも、ミチシルベはいるものだ。

 歩き出そうとして、ぬかるみにはまる。
 そんな経験は誰しもあるだろう。コンクリートジャングルの中ですごしていたって、ぬかるみは落ちている。
 ソレこそ、山のように。
 私は今まで二十回近くぬかるみに嵌って、片手の指の数くらい溺れている。
 距離を測ってぬかるみに落ちないようにすればいいけど、ソレがなかなかうまくいかない。
 自分からからめ手を延ばして、抱きついてくる。
 距離を測るより早く逃げ出すか、見たらあきらめるかするしかない。
 そういうものだと思う。
 私は少なからず人を引き寄せるが、ソレ以外も引き寄せる。
 誕生日ケーキに立つ蝋燭の数が両手に足りないのに、コレは少し酷いと、信じていない神様を恨む。
 いまどき神様も信じられない。そんな不幸。
 夢も希望も持たないメイドイン・コンクリートジャングルの牛。コレはなんとも、笑いたくて笑えない。
 夢も希望も神様も持たずに立つと、きっと強風に吹き飛ばされてしまう。
 目を開ければ、荒れ果てた草原と強すぎる光に飲み込まれてしまう。
 唯一大好きな、私を飲み込もうとしない空を見ることが出来るのは、凪の夜。FlatなNight.
 大口を開けて私を食らおうとする獣も、私を乗せる大地も、ただ「在る」ことを許される凪の夜。

 手を差し伸べてください。
 夜も月も星も好きです。
 でも、太陽を見たいです。
 いつか、もう一度太陽の下で笑えるように。