蛍の頃舞台を見るのは1年ぶりで、連れて行かれた幼少時を除くと人生3度目である。恵比寿のエコー劇場にて「蛍の頃」を。回転式の装置で場面は2つ、年老いてぼけた現在の母と、その母が仕切っていたキャバレーに活気があった頃を描く。私小説なのだろうか。伝えたいことが山ほどあって、そこから2時間の枠にそぎ落とすのが難しかったかと推し量る。まとまり、バランスが長けていなかった。