その友人とはおよそ1年ぶりの再会だった。その時はさして深い話もせず別れたので、酒を交えての席は彼女の変貌ぶりを目の当たりにすることとなった。僕より1つ年下のはずが、もはや年上然として凛々しい。仕事によるストレスをためているようだが、それは成長を促して器を大きくしているように思う。

その点、僕はどうだ。なんて、自分を戒める真似も白々しいほど苦いものに目を背ける癖が沁みついている。