舞台に立つ日の本番前の気分は、前日までの緊張感と終了後の安堵感との中間に位置し、それに高揚もブレンドされた絶妙なハーモニーが僕は好きだ。やるだけのことはやって後は待つ身という覚悟を、控え室で味わう。若干、優遇されている身分も手伝っているかも知らん。
キャパシティが1000人は過去最高であり、これを上回ることは今後ないだろう。子供たちのダンス発表会の伴奏としてジャンベを担ぐ。客が多すぎたこと、個人的な見せ場がなかったこと、この2点により緊張はしなかった。リハーサルでは散々の出来だったが、本番は及第点を与えられたと思う。