ライブ当日。あいにくの雨模様で出鼻をくじかれる。ジャンベはただでさえ重いのに水気に弱く、大きいビニールにくるんで、傘は自分より背負ったヒロシの上に刺した。数少ない、朝から営業しているスタジオで練習し、昼に会場へ向かう。

結婚披露パーティーがおこなわれるその店のテラスでライブをおこなうはずだったが、天候により中で叩くことになった。控え室に通されて新郎新婦と挨拶を交わす。VIP待遇だった。リハーサルで手ごたえをつかむ。

ランチはそこと同じビルにあるカフェでとった。主催のおごりと聞いて遠慮なく注文する。酒も少量入れた。その後、出番まで控え室でくつろぐ。徐々に高揚、そしてパフォーマンス。

日暮れ前に終わり、一期JAM打ち上げは緊張が解かれて酒は進むが酔いはせず、心地よい疲労感で眠くなる。実際寝ているメンバーも複数いた。泥のように眠れる。