リロード携帯で試合の経過を逐一チェックしていた。2点リードされたまま終盤7回を迎え、チャンスで1点しか取れなかったところで携帯を閉じる。いつも諦めが早い。中継ぎに苦労するヤクルトは我慢がきかず、8回にも中日は塁上をにぎわせていたことを知ったのは、そろそろ試合が終わった頃だろうかと死に様を見るためだった。まめに更新し、中村紀が逆転打を放ったことが記されたのを見るやガッツポーズして、出先、辺りを見回して人の視線を気にする。