前日に続いて最終回で追いついたものの、二匹目のドジョウはいなかった。ブラウン監督の喜びようを見たら、仕方がないという思いもよぎった。弟の次は兄の番か。それも頷ける。攻めきれない。責めきれない。

熾烈な首位争いに加わってはいるが、締まった展開はしていない。混戦を抜け出す決定だがないのはどこも同じ。どこも投打でやりくりに苦労している。中日の場合は若い野手の芽が出にくい土壌だが、新井や堂上剛、田中が実践をこなしてきた。後半戦に入っての英断は勇気がいっただろう。花を咲かそうではないか。