スタジオに着き、ジャンベをケースから出し、WSが始まる前に慣らしで叩いている時、皮に亀裂が入っていることに気づいた。酷使が祟ったのか、寿命だったのか。張ってから相当の年月が経っていたのは確かだ。遅かれ早かれこの日が来ると分かっていたのだ。とにかくヒロシが死んだ。晴れ舞台 にも上がり、大往生だったということにする。張り替える皮は白髪が混じってないないかも知らん。それでもヒロシはヒロシ。今まで頑張ってくれた。誇りに思う。