いろいろあり過ぎた。まずは荒木が2塁を守って、打順も1番に据わっていることに驚く。李はともかくとして中村紀は機能していたものの、2人が2軍に落ちて、まだ完治していないとは思われるが荒木が戻って従来のオーダーに戻った感じがした。
2回の福留のタイムリーで僕はこの後まだもう1本、おそらくホームランを打ちそうな予感がしたのだ。「それ見たことか」といっても周り誰もおらず証言が得られないのが辛いところ。
そして9回の攻防で密度の濃い体験をする。何があっても岩瀬を責めることはない。責める気にはなれない。ただ仕方のないこととして結果を受け止めるだけだが、こう、らしくない投球が複数あると切なくなる。悲壮感は常につきまとう。
「まさか負けるとは」から「まさか勝つとは」へ変わる結末は展開がめまぐるしくて感情が追いつかない。英智がチャンスに強いとなると、プロ野球選手として非の打ち所がなくなる。