武骨鉛筆鉛筆を使うようになった。シャープペンシルは全て譲った。若干の弾力がある書き具合が良い。それに伴って、ナイフで鉛筆を削るようになった。これが難しい。僕が削ると、むき出しになった木の部分から鉛の先までが極端に短くなる。人間の、首が埋まった状態に似ている。シュッとしていない。首を長くさせようとすると、刃が木に深く入ってえぐる形になってしまう。ますます不格好になる。しかしそれもまた武骨で自分らしいというポジティブ・シンキング。