講師のダビが口を酸っぱくして言うのはきれいな音を出すこと。リズムを覚えるのは二の次だということ。反復練習さえすればリズムは誰にでもできる。地響きのような低音、自然体で打つ中音、澄んだ高音のメリハリは模索し、自ら切り拓かなければならない。鳴らない。積み重ね、怖し、再構築の繰り返し作業が続く。奥が深い。ジャンベに限らず打楽器、に限らず楽器全般、に限らず何ごとにおいてもそれは当てはまるのだと思った。旅の途中。しかも序章。