パンの知らせいつものベーカリー へ行くと、白い塊が陳列されてある。「あ、シュトーレンだ」思わず声が出た。女主人は「季節だからね」と微笑みながら。ドイツ人は冬、クリスマスまで毎日これを薄切りにして食べ、その日を心待ちにする。ということをここで教えてもらった。中にドライフルーツが詰まって、粉砂糖でコーティングされたシュトーレン。ずしりと重く、日持ちする。会計をしながら、ここで3回目の冬を迎えたことに気づいた。