解説者の「必死さの差が出た」というようなコメントを聞いてテレビを消した。聞き間違いだったかも知らん。“大舞台を楽しむ”を実践し、結果を残す日本ハムを否定するつもりはない。しかしストイックにただ、勝利を求める落合中日の野球を誇りに思い、強さを証明するために切に願うことはただ一つ。

ある特定のチームを熱狂的に応援するのは修羅の道。思い通りになんて九分九厘いかず、今日のような全てが裏目に出る試合は拷問に近い。突きつけられた現実は厳しくとも、日本一だけを見据えるスタンスはシーズン前から変わっていない。中日は今年、悲願を達成する。