試合終了後の儀式、ハイタッチをしながらベンチに戻る際、細かに何度も頷く姿は神ゆえの安心感と信頼感を確認させれる。しかし地味。川上が後半戦に例のごとく崩れて、福留は戦線離脱した時期がある。混沌とするMVP争いの中、二冠王を獲れば外国人にも充分に可能性を秘める。置物、銅像、扇風機と揶揄されながら4番にどっかり据わり続けて、あり得ない飛距離を時には勝負どころで、時には忘れた頃にぶちかます。愛くるしい瞳と並びの美しい白い歯で童心を忘れていないような、よく見ると男前のT・ウッズ。穴があろうとも失投を逃さない集中力があればさして問題ではない。
今まで無理をさせなかったことがスクランブルに対する耐性をつけた。リカバリーも現在の中日の強さだ。マジックも一桁になり、阪神の勢いなど気にすることはない。とか何とか、7点とられた6回のイニングなど、腹が立ってテレビを消していた。耐性なんてない。