異文化を知ることは楽しい。人はもちろん、歴史と風俗と衣食住。大きさからいえば建造物など特に顕著で心躍る。各地の家々はその地域ごとではなく土、石、草木、水にコテゴライズされて紹介される。想像を超えた創造があった。

カラー写真は美しいのだが、やはりカメラが主のせいなのか、文が拙い。自分や家族の自慢話に近い逸話は興味をそそらない。それは僕自身も肝に銘じなければと、胸が痛むところでもある。

小松 義夫
世界の不思議な家を訪ねて