6回、2死で走者なしバッター福留カウント2-2。石川が投じた球にピクリともせず、バッテリーはストライクと判断してベンチに帰りかけたが判定はボールだった。抜群の安定感で今季まだ3点以上の失点をしていない石川に対し、中日は3点リードされここまで無失点だった。フルカウントから福留はライト線に痛烈な二塁打を放つ。5連打の猛攻、一気に追いつく口火となった。さらに7回にはベースに当たるラッキーな当たりが勝ち越しタイムリーになる。
その福留孝介は誕生日ということで今日、観戦者の中で名前が「フクドメ」「フクトメ」「コウスケ」の人、誕生日が今日かその前後の人、鹿児島出身者の人、顔が五角形の人は、1ヵ月後の試合チケットとサイン入りカードがプレゼントされた。見事な花の添えっぷりだった。
中日以外のセ・リーグ5球団は、中日相手に序盤リードしていたとしても、それはないものと思っていたほうが精神的に楽であると、僕は言ってやりたい。