いつも僕のブログを紹介してくださる「とみのひとりごと 」とみさんから、似たようなバトンは回ってきたり自分で作ったりしたが、純然たる映画バトンはまだやっておらず、趣味マジョリティを赤裸々に。

1.持っているDVD、あるいはビデオの数
作品を2度以上見ることは稀でDVDを購入することはない。録画したビデオはあるが、何が手元にあるか忘れた。

2.あなたのお気に入りの監督・俳優・脚本家などの映画人(5人まで)
黒沢清
緒方明
豊田利晃
アッバス・キアロスタミ
キム・ギドク
ジャ・ジャンクー
ジャン=リュック&ピエール・ダルデンヌ

現役の映画監督を。ダルデンヌ兄弟を二人で一人と数えていいものかと、それを考えていたらルールがどうでもよくなって、8人7組を選んだ。緒方明とキム・ギドクはブログを始めてから知った。豊田利晃は「空中庭園」で評価が一変した。

3.一番最近観た映画
「怪談 蛇女」を先日。天気の良い昼下がりにラピュタの1階は太陽を多く取り込んで、素晴らしい日だった。

4.人生で初めて観た映画
覚えていない。幼少の頃に見た映画では「グーニーズ」が印象に残っている。

5.今、観たい映画
「ニュー・ワールド」テレンス・マリック
「残菊物語」溝口謙二
「瞼の母」加藤泰
「ゆれる」西川美和
「弓」キム・ギドク
「LOFT」黒沢清

パッと思いつくのはこの辺り。名画をかじろうと試みている。テレンス・マリックの作品を見るのは怖い気持ちもある。「LOFT」は待たせすぎだ。

6.何度も観てしまう映画、あるいは特別な思い入れがある映画(5本)
「晩春」小津安二郎
「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」ラッセ・ハルストレム
「遊びの時間は終わらない」萩庭貞明
「そして人生はつづく」アッバス・キアロスタミ
「デッドマン・ウォーキング」ティム・ロビンス

難しすぎる。中学校の学年全員参加の課外授業で劇場に行ったもの、深夜に放送されているのを偶然見て妙にのめり込んだもの、人目をはばからず号泣したもの。しかし明日には違う作品を挙げている。

7、バトンを回したい人
回したくない

準追記
やりたいようでやりたくないバトンでした。なぜなら凄まじく悩むからです。どれも絶対的な回答ではありません。映画は、打率の低いものだと思っています。映画館で鑑賞して「これはビデオかDVDをレンタルで見ても良かったな」と、これを「まあまあ」と仮定して、するとこの「まあまあ」は1000円以上を払ってしかし500円弱で済んだことになり、損失になります。それならば心から「劇場で見て正解だった」と思える作品など1割に満たないのです。それでも映画を見るのは、その1割弱の作品が何物にもかえ難い記憶になるからです。さらにその傑作の余韻といったら、生きる糧にもなり得ます。そして映画のある人生はつづく。