ムーンシャインステージ 夜の寒さが嘘のよう、テントは蒸し風呂と化して起きざるを得ない。朝食を摂って一服した。タバコが売っておらず、残りの本数が心許ない。ラジオ体操が思いのほか体をリフレッシュさせてくれた。オーディエンスが一様の動きをして壮観である。

トイレ近くの日陰で涼んでいると、見覚えのある女性が横を通った。大学の友人と5年ぶりに顔を合わせる。奇抜でアクティブな人だったので、偶然の再会にも合点がいく。


とにかく暑い。ムーン・シャイン・ステージのゲートによる細長い影に体を這わせてうたた寝をする。影はゆっくりと動き、それに合わせて自分も寝返りをうった。

スピーカーの前でアフリカン・ビートを体感したAfrican Head Chargeに後ろ髪を引かれながらSHING02目当てで再度ムーンへ。二日酔いも覚めて裸足になり、Kosmic Renaissanceの登場を待つ。パフォーマンスが終わり、屋台前をうろついていると、そこにSHING02。握手したがり の僕は恐る恐る頼んだ。彼は無愛想のまま右手に持っていた割り箸を左手に持ち替え、僕の手を握り締めてから引き寄せ、指差した。どこまでもクールである。

「最高ですみません」といういかにも、らしいYO-KINGのMCが微笑ましい。朝霧jamを掌握する。これが幸福なのだと実感した。締めにもふさわしい。終了後ミレイさんたちに別れを告げる。友人方にも構ってもらえて、おかげで寂しい思いをせずに済んだ。またの機会を楽しみにしたい。

車をシェアした御三方も然り。物腰柔らかく色々と管理していただき、笑顔まぶしく場を和ませていただき、イケメンよろしく帰路の運転をしていただいた。スムーズに東京に到着して各々を送り、その足で警察署へ出頭した。15000円のダサいピアスを外す。3度目の更新も長い講習を受けることになる。

個人的タイムテーブル
猪の頭 陣馬の滝太鼓(レインボー)
Little Creatures(ムーン・シャイン)
African Head Charge(レインボー)
Kaoru Inoue(ムーン・シャイン)
Kosmic Renaissance(ムーン・シャイン)
Aimee Mann(レインボー)
真心ブラザーズ(レインボー)