優勝決定戦の末、朝青龍が6連覇を達成する。モンゴルへの帰省で場所前の稽古が足らなくてもこれ。序盤で星を落としてもしっかりと立て直す、その精神力は賞賛に値する。鋼のようだった千代の富士とはまた別の筋肉美。弾力性を感じさせる腕の起伏が素晴らしい。敵役に徹して、琴欧州は最短優勝を飾るべく新ヒーローになり得るか。大関も近い。

我らが普天王 は5勝10敗。初の三役を飾れなかったことは残念である。来場所の巻き返しに期待したい。