渓谷 出先で満足な結果が得られず、気分転換に足を伸ばして渓谷を歩いた。台風による雨風は波があり、激しく横殴ったかと思えば、一転して晴れ間を覗かせる。散策中、雨に祟られることはなかったが、うっそうと繁る木々は水分を含んで、下を流れる川は水かさを増し、空気がじめじめとまとわりついた。

疲れた。裸でベッドに突っ伏す。両手を広げて目を閉じた。被さってもらいたい。背中で乳首を感じとる。そのまま乳房を押しつけられる。手足を絡める。重くないのはこれ妄想だから。