結婚式 中学、高校と一緒だった友人の披露宴に呼ばれる。3年ぶりの再会だった新郎は丸々と肥えていた。聞けばピザーラの店長ということで、まさにピザでも食って何とやら。参加者には卒業以来の友人も多く、それぞれ懐かしむ。ガータートスでは見事にそれを受け取ってしまった。次の花婿候補は、申し訳ないが時間がかかりそう。披露宴はその友人らしさが表れたフランクな催しだったが、どうしてもああいう場所は疲れる。

式が終わり、友人連中とゆかりの神社へ訪れた。駄菓子屋で紙飛行機を買い、それで戯れる。大きな紙袋を持ったスーツ姿の三十路前4人が、バタバタと境内を走り回る。その当時を思い出した。2次会には参加しないつもりだったが、皆行くというので僕も出席することにした。昔話に花を咲かせる。

ほろ酔いで帰りのバスの中、黒澤清監督と同乗した。握手をしてもらい新作の「ロフト」と「楳図かずお 恐怖劇場」を楽しみにしていると伝えた。今日の良き日に花を添える。