昔の通信簿は甲乙とつけていたらしい。甲が良くて乙が悪い。それは分かる。しからば甲乙丙となった場合、丙はどこに入る。真ん中、はたまた3番目。調べたところ十干というものを知った。甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)からなる。日本古来の十進法みたいなものか。1番目の甲と7番目の庚、6番目の己と10番目の癸が発音が同じでさぞ紛らわしかっただろう。
言われてみるとカレンダーなどで見たことがある。「かのえ」だの「みずのと」だの表記していたはずだ。各々をまた引いてみる。乙はその低音の渋みからしゃれて気がきいている様を表すようになったそうで、そこから「乙ななにがし」と表現するとはまた粋な話だ。丁は壮年男子またはめしつかいの男の意味もある。この一緒くたを知ると年をとりたくなくなる。
「きのえ」「ひのと」「つちのえ」などについてもめくる。暦で見るそれは陰陽やら五行やらが相生・相克・相反でそれぞれが絡むと。だいぶ利口になった。日曜日の相手が広辞苑とはなかなか「乙」である。
3月5日
訪問者数:75人
総合:1883位
ジャンル:422位
言われてみるとカレンダーなどで見たことがある。「かのえ」だの「みずのと」だの表記していたはずだ。各々をまた引いてみる。乙はその低音の渋みからしゃれて気がきいている様を表すようになったそうで、そこから「乙ななにがし」と表現するとはまた粋な話だ。丁は壮年男子またはめしつかいの男の意味もある。この一緒くたを知ると年をとりたくなくなる。
「きのえ」「ひのと」「つちのえ」などについてもめくる。暦で見るそれは陰陽やら五行やらが相生・相克・相反でそれぞれが絡むと。だいぶ利口になった。日曜日の相手が広辞苑とはなかなか「乙」である。
3月5日
訪問者数:75人
総合:1883位
ジャンル:422位