ダービー・オークスが終わり、無敗の二冠馬誕生に湧いた競馬界。そして息をつく暇もなく2歳馬戦がスタートした。果たして1年後どの馬が栄冠を掴むのか、笑っているのは誰なのか。POGを楽しんでいる我々にとってもワクワクする日々が始まった。

 

 

2歳馬戦の注目は新種牡馬モーリス産駒とドゥラメンテ産駒。POGでもこれらの産駒が人気を集めていた。果たして人気に応えられるのだろうか。

 

 

6月6日、新馬戦の口火が切られた。阪神5R芝1600m。緒戦で勝ち名乗りをあげたのはキズナ産駒のダディーズビビッドと武豊騎手。レジェンドが流石の手綱さばきで勝利に導いた。今年序盤の3歳馬戦を大いに盛り上げたキズナ産駒がまたもや大暴れする予感がした。

 

 

同日東京5R芝1600m新馬戦。父モーリス・母ブエナビスタのブエナベントゥーラは両親の輝かしい戦績に照らされ、POG人気が高騰。鞍上は昨年GI3勝のレーン騎手、管理は美浦の名門堀厩舎。確実に新馬戦を勝つと思われていた。

 

だが競馬はそう甘くない。横山武史騎手騎乗のマツリダゴッホ産駒ウインアグライアに敗れた。管理する和田調教師ですら予測できなかった決着に誰もが驚かされた。ウインアグライアは8月15日札幌10R芝1800m2歳オープン戦コスモス賞も勝利し2連勝。アルテミスステークスでは6着だった。

 

 

翌7日阪神5R芝1400m新馬戦、新種牡馬の一番星が決定した。松山弘平騎手騎乗のアスコルターレが勝利したのだ。父はドゥラメンテ。新種牡馬戦線でも一足先に勝利を収めた。

 

 

同日東京5R芝1600m牝馬限定戦、POG人気馬も遂に勝利を収めた。ディープ産駒のサトノレイナスである。鞍上のルメール騎手が人気馬をゴールまでエスコートしてくれた。全兄は今年の弥生賞馬サトノフラッグ。彼女は10月4日中山9Rサフラン賞も制し、2連勝。

 

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新種牡馬戦線で先を越されたモーリス産駒は中々初勝利を挙げることが出来ない。人気馬レガトゥスは新馬戦まさかの6着。先程述べたブエナベントゥーラの2着もあり、苦戦を強いられる形に。7月11日函館5R芝1200mでようやくモーリス産駒初勝利馬が誕生した。矢作厩舎所属のカイザーノヴァを坂井瑠星騎手が導いた。

 

 

POGで人気ならば新馬戦を勝てるわけでもない。POG1番人気のディープ産駒アークライトは2戦とも2着、同じくディープ産駒レッドジェネシスは新馬戦3着、ドゥラメンテ産駒スワーヴエルメは新馬戦2着。

 

 

しかし悪い流れをある馬が断ち切る。7月12日阪神5R芝1800m、友道厩舎のディープ産駒ヨーホーレイクが人気に応えて勝利。鞍上は武豊騎手。これで母クロウキャニオンの仔は6年連続新馬戦勝利。

 

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POG戦線に思わぬ伏兵が登場する。6月13日函館5R芝1000mで勝利したリンゴアメだ。地元生まれの丹内祐次騎手を背に勝利を収めると、7月18日函館2歳S(芝1200m)でも、前走同条件で2歳レコードを叩き出したモンファボリらを蹴散らしてしまう。この馬もマツリダゴッホ産駒。2歳馬戦線のジョーカーになりそうだ。

 

 

珍しい出来事もあった。6月13日阪神5R、福永祐一騎手を背に九州産馬ヨカヨカが勝利。九州産馬が限定新馬戦以外で勝利したのは3年ぶり。熊本産馬に限れば史上初の出来事である。ヨカヨカはその後ひまわり賞まで3連勝。

 

 

また7月12日函館5R芝1800mでは、クロフネ産駒のソダシがJRA史上初白毛馬の新馬戦勝利。鞍上は吉田隼人騎手。ソダシも勢いそのままに9月5日の札幌2歳S(芝1800m)で制した。白毛馬の芝重賞制覇は史上初である。更に10月31日のアルテミスS(芝1600m)まで3連勝。

 

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7月25日新潟5R芝1600mで衝撃のレースが展開される。主役は木幡巧也騎手が乗るアメリカンファラオ産駒のリフレイム。産駒はカフェファラオやダノンファラオなど、今年の3歳ダート馬戦線を賑わせている。

 

先行したリフレイムは新潟の直線に入るやいなや、外ラチに向かって大きく斜行してしまった。いくら新潟の直線が外ラチ沿い有利とは言え、斜行は大きなロスだし、大きく右に行く癖は致命的である。普通は敗北するものだが、外ラチ沿いで脚を伸ばし押し切ってしまった。ここまでロスをしても勝ってしまうあたり、大物の予感がする。その後10月25日の東京5R芝1400mも後方一気で制し、強さを改めて見せつけた。

 

 

8月2日新潟5R芝1600m、父ディープインパクト母アパパネ合計12冠の娘、アカイトリノムスメがデビュー。兄ジナンボーやラインベックは初戦2戦目と連勝で勝ち上がっており、新馬戦は余裕に思われた。しかしそう簡単にいかないのが競馬というもの。戸崎圭太騎手の仕掛けにうまく応じられず7着に沈んでしまった。ただデビュー2戦目の10月17日東京2Rで1着になり、巻き返しを図る。 

 

 

8月9日札幌5R芝1800m、父エピファネイア母マリアライトの仔、オーソクレースがルメール騎手を背にデビュー。スタートで出遅れたものの内で脚を溜め、大外一気。他馬を置き去りにして圧勝。人気に応えた。その後、10月24日東京9RのアイビーS(芝1800m)でも勝利をおさめた。

 

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8月30日、新潟2歳S(芝1600m)を制したのは、海外G1を4勝しているGleneaglesを父に持つショックアクション。戸崎圭太騎手が手綱を取り、ゴドルフィンの期待株が最初の栄冠を手にした。

 

 

9月6日、小倉2歳S(芝1200m)は最後の直線で大いに盛り上がった。同日JRA通算1500勝を達成した小倉巧者川田将雅騎手を背にダイワメジャー産駒モントライゼが突き放しにかかるも、武豊騎手を背にしたミッキーアイル産駒のメイケイエールが飛び出し勝利。ちなみにメイケイとは名古屋競馬の冠名である。その後11月7日のファンタジーS(芝1400m)まで勝利。勢いは止まらない。

 

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9月になって次々に良血馬がデビューしたが、なかなか結果を残せない。12日の中京4R芝1600m、父モーリス母ジェンティルドンナの良血馬ジェラルディーナが岩田康誠騎手を背に出走。しかし3着に終わる。

 

20日中山5R芝1600m、春のGIを湧かせたデアリングタクトの全妹、マオノジーナスが田辺裕信騎手を乗せ出走。結果は3着。

 

27日中京5R芝2000m、父モーリス母シーザリオの超良血馬ルペルカーリアが福永祐一騎手でデビュー。しかし結果は4着。

 

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10月10日東京11Rサウジアラビアロイヤルカップ(GIII)。過去にはサリオス・グランアレグリア・ダノンプレミアムなど、覇者が後にGI馬となる出世レースを制したのは、重馬場が得意なバゴ産駒のステラヴェローチェ。横山典弘騎手の導きで快勝した。

 

 

そのほか重賞成績は以下の通り。

 

2歳重賞 勝利馬一覧

 

函館2歳S 7月18日 芝1200m

リンゴアメ 

父マツリダゴッホ 母マイネデセール

菊川正達厩舎 丹内祐次騎手

ビッグレッドファーム

 

新潟2歳S 8月30日 芝1600m

ショックアクション

父Gleneagles 母Reset In Blue

大久保龍志厩舎 戸崎圭太騎手

ゴドルフィン

 

札幌2歳S 9月5日 芝1800m

ソダシ

父クロフネ 母ブチコ

須貝尚介厩舎 吉田隼人騎手

金子真人ホールディングス

 

小倉2歳S 9月6日 芝1200m

メイケイエール

父ミッキーアイル 母シロインジャー

武英智厩舎 武豊騎手

名古屋競馬

 

朝日杯FS注目

サウジアラビアRC 10月10日 芝1600m

ステラヴェローチェ

父バゴ 母オーマイベイビー

須貝尚介厩舎 横山典弘騎手

大野剛嗣オーナー

 

アルテミスS 10月31日 芝1600m

ソダシ

父クロフネ 母ブチコ

須貝尚介厩舎 吉田隼人騎手

金子真人ホールディングス

 

朝日杯FS注目

京王杯2歳S 11月7日 芝1400m

モントライゼ

父ダイワメジャー 母ムーングロウ

松永幹夫厩舎 ルメール騎手

キャロットファーム

 

ファンタジーS 11月7日 芝1400m

メイケイエール

父ミッキーアイル 母シロインジャー

武英智厩舎 武豊騎手

名古屋競馬

 

朝日杯FS注目

デイリー杯2歳S 11月14日 芝1600m

レッドベルオーブ

父ディープインパクト 母レッドファンタジア

藤原英昭厩舎 福永祐一騎手

東京ホースレーシング

 

ホープフルS注目

東京スポーツ杯 11月23日 芝1800m

ダノンザキッド

父ジャスタウェイ 母エピックラヴ

安田隆行厩舎 川田将雅騎手

ダノックス

 

京都2歳S 11月28日 芝2000m

ワンダフルタウン

父ルーラーシップ 母シーオブラヴ

高橋義忠厩舎 和田竜二騎手

三田昌宏

 

阪神JF 12月13日 芝1600m

ソダシ

父クロフネ 母ブチコ

須貝尚介厩舎 吉田隼人騎手

金子真人ホールディングス

 

朝日杯FS 12月20日 芝1600m

グレナディアガーズ

父Frankel 母ウェイヴェルアベニュー

中内田充正厩舎 川田将雅騎手

サンデーレーシング

 

ちなみに...

メイケイエール クロフネ・シラユキヒメ曾孫

ソダシ クロフネ娘・シラユキヒメ孫

 

 

おまけ

私のnetkeiba & JRAのPOG勝利馬

 

7月12日 阪神5R 芝1800m 新馬戦

ヨーホーレイク

父ディープインパクト 母クロウキャニオン

友道康夫厩舎 武豊騎手

金子真人ホールディングス

 

8月9日 札幌5R 芝1800m新馬戦

オーソクレース

父エピファネイア 母マリアライト

久保田貴士厩舎 ルメール騎手

キャロットファーム

 

9月6日 新潟5R 芝1800m 新馬戦

レベランス

父ハービンジャー 母アンレール

須貝尚介厩舎 福永祐一騎手

キャロットファーム

 

9月26日 中京3R 芝2000m 未勝利戦

トーセンインパルス

父ディープインパクト 母シーリーコート

角居勝彦厩舎 ルメール騎手

島川隆哉オーナー

 

10月4日 中京3R 芝1200m 未勝利戦

ドナウエレン

父モーリス 母ドナウブルー

高野友和厩舎 北村友一騎手

サンデーレーシング

 

10月17日 東京2R 芝1600m 未勝利戦

アカイトリノムスメ

父ディープインパクト 母アパパネ

国枝栄厩舎 戸崎圭太騎手

金子真人ホールディングス

 

10月17日 京都9R 芝2000m 紫菊賞

ヨーホーレイク (2勝目)

父ディープインパクト 母クロウキャニオン

友道康夫厩舎 福永祐一騎手

金子真人ホールディングス

 

10月24日 東京9R 芝1800m アイビーS

オーソクレース (2勝目)

父エピファネイア 母マリアライト

久保田貴士厩舎 池添謙一騎手

キャロットファーム

 

10月31日 東京2R 芝1600m 未勝利戦

ブエナベントゥーラ

父モーリス 母ブエナビスタ

堀宣行厩舎 ルメール騎手

サンデーレーシング

 

11月15日 東京4R 芝1800m 未勝利戦

エイスオーシャン

父ディープインパクト 母ゴールデンドックエー

池江泰寿厩舎 荻野極騎手

サンデーレーシング

 

11月22日 東京9R 芝1600m 赤松賞

アカイトリノムスメ (2勝目)

父ディープインパクト 母アパパネ

国枝栄厩舎 横山武史騎手

金子真人ホールディングス

 

11月23日 阪神3R 芝1600m 未勝利戦

ジェラルディーナ

父モーリス 母ジェンティルドンナ

石坂正厩舎 北村友一騎手

サンデーレーシング

 

12月5日 阪神4R 芝1800m 未勝利戦

レッドジェネシス

父ディープインパクト 母リュズキナ

友道康夫厩舎 川田将雅騎手

東京ホースレーシング

 

勝ち上がり馬10頭 13勝

 

 

ソダシ記念