こんにちは
月の環. です
父 が、亡くなって
１番 最初の(感じた)言葉は
『熱いお茶が飲みたい⋯』
でした。
父は
熱いお茶が好きで
いつも
フー フー しながら飲んでいました。
１ヶ月程前に入所した特養では
(火傷防止のためか)
熱々のお茶は飲めませんでしたから
さぞかし
飲みたかったことでしょう
ちなみに
父のはっきりした最後の言葉は
母の
『お父さん、ここ(特養)の住み心地はどう？』
の問いに対して答えた
『みんな、親切なんだよ』
という、言葉です。
わたしが聞いた
父の最後の言葉は
特養に向かう お迎えの車に乗り込む時の
『どこに行くのかな』
『冒険かな』
『何事も経験だからな』
でした。
そして
特養の職員さんから聞いた
父の
はっきりした最後の言葉は
『ありがとう』
でした。
お父さん！
こちらこそ、ありがとう
生まれる前にいた場所に帰るんだよ！
熱いお茶入れるから飲んでね·····
亡くなって
最初の言葉は
意外にも
日常的なことが、多いです。
入院が長ければ
家族や、ペットのことを気に掛ける人
絶食が続いていれば
食べたいもの、飲みたいもの
痛みが強かったら
解放された、安堵の言葉
突然のことなら
どうして、という戸惑い
etc.....
しかし
その後は
仏様らしく
徐々に 『ありがとう』と
感謝を伝えていることが、多いです。
痛み、空腹、身体の不自由から
解放されて
一息つくと
お迎えの存在と共に
会いたい人たちを訪ね歩きながら
感謝の言葉を伝えています
お別れは
悲しいですが
こちらの世界で
会えなくなる人より
あちらの世界で
再会出来る人の方が多いですし
こちらからは見えなくても
あちらからは見えているので
お別れの辛さは
主に
この世に残された者が
引き受けることになるのかもしれません·····
しかし、
故人が残した感情は
有り難く
経験したいと思います
皆様が
笑顔で過ごせますように