今にも雨が降りそうな天気の中、秋バラを見に鎌倉文学館に行きました。
先々週が見頃のようで、かなり出遅れちゃったなぁ・・・と思ったのですが、
まだまだバラは綺麗に咲いていました。
春バラに比べて香りが強いと言われている秋バラ。
まさにそのとおりで、園内はバラの香りにつつまれています。
大好きなバラ、プリンセス ドゥ モナコ
ちょっと傷んでしまったけど、オレンジの色合いが美しいアシュラム
敬宮愛子内親王の誕生を祝して作られたバラ、プリンセス アイコ
ラブ は花びらの裏が赤×白なのが特徴です。
ピンぼけしてしまったけど、上品な紫色が素敵なマダム ヴィオレ
こちらの白バラも気品あふれています。
色とりどりのバラが一斉に咲きほこる春バラとは異なり、
秋バラは10月上旬から徐々に咲き始めます。
気温差がバラの色には大きく関係しているようで、
秋バラの方が寒暖差が大きいため、色鮮やかで深みのある色合いになるそうです。
秋バラを楽しんだ後は、カフェ カプアで大好きなパンケーキをいただきます。
オーダーしたのは季節のパンケーキ。
バターミルクたっぷりの生地にはバニラアイスがトッピングされ、
コンポートした巨峰に果汁と赤ワインで作った自家製ソースがたっぷりとかけられています。
本当に ここのパンケーキは美味しくて大好き。
みなさまも長谷方面を訪れた時はぜひ。
◆ 鎌倉文学館の展示物を見て ◆
「ビブリア古書堂の事件手帖」 の特別展覧会を行っていたので、
何年かぶりに文学館の建物の中に入りました。
で、そこで興味を惹いたのが、ビブリアではなく、
常設展示されている 鎌倉ゆかりの文学者たちの原稿の類。
特に印象に残ったのが 佐々木信綱の原稿。
しっかりとした読みやすい字がマス目を埋め尽くしていて、しかも毛筆。
修正液などはもちろんない時代だったため、
書き誤ったところには マス目にあわせた紙を貼って、丁寧に上書きしています。
大雑把な私にはとうていマネできない美しさ。
几帳面な性格だったことをうかがわせる一品です。
他方、芥川龍之介の原稿はとても親近感を覚えるものでした。
展示してあった原稿は 「しるこ」 という短編エッセイ。
あのニヒルな風貌からは想像もできないほど 甘党だった彼は、
関東大震災後に甘味処が減ったことに不満を漏らし、
東京で汁粉を広めるためにはどうしたらよいのか?
といった思い付きをつらつらと書いています。
このどうでもいい内容にも親近感がわくし、
間違えたところは二重線でパパッと消して、
吹き出しで正しい文字を挿入するあたりは、私と全く一緒です。
そんなゆる~い雰囲気が漂っている彼の原稿には
女子高生みたいな柔らかな丸文字がのっかています。
そうそう、ビブリアの展示物の中に、寺山修司の直筆手紙がありましたが、
彼もまた可愛らしい丸文字なんですよね。 意外でした、うん。
意外と面白かった文学館の常設展示。
推敲の後などが残された原稿用紙は感慨深いものがあります。
パソコンを使う現代では、もう残らないものなんでしょうね。
とても貴重なものが見ることができました。










