春ですね〜
先日
教員異動の発表があり
昨日息子の剣道の顧問が
異動になった
最後の稽古
掛かり稽古で
全力でぶつかっていく息子
その時点で
母我慢出来ず涙
実は
私にも教員の異動で
苦い思い出がある
まさに
中学3年生になるその年に
部活動の顧問が
異動となった経験がある
私は中学で
全く経験のない剣道を
部活動に選んだ
理由は単純
色白で端正な顔立ちをしたK先生と
先輩たちが纒う真っ白な袴に
心を奪われたからだ
不純な理由だけど
K先生は私にとって
憧れの先生だった
不良達も恐れる威厳、鋭い眼光
どんな時も動じない落ち着き
生徒には低い声で諭すように話し
地理の授業が
楽しみで楽しみで仕方なかった
初めて面をつけて
掛かり稽古をした時は
K先生の全身から放つ気迫に
負けじとぶつかった
今にして思うと
失礼極まりないことだったと思うが
私は覚えたての技をK先生に試してみた
K先生は怒るどころか
お?いいぞっ!!
と
ニヤリとして
受け止めてくれたのを
鮮明に覚えている
当時は男女一緒の稽古で
とにかく部員が多くて
(50人はゆうに超えていた)
先生の愛あるしごきは
強くなって上にいかないと
機会を貰えなかった
だから私は頑張った
その甲斐あって
先輩を押し退け
2年にはAチームの5人のひとり
副将に選ばれた
その年
全県大会でベスト8に入り
男子に限っては全県優勝をし
東北大会出場もした
K先生は
念願の全県制覇を成し遂げ
去っていった
後任の先生は
大学卒業したばかりの
小さくて細くて
目がギラギラしていた
新任の挨拶で
赤胴鈴之助を全校生徒の前で
威勢よく歌うような先生だった
でもってその後は
春の大会では優勝したものの
夏の最後の大会では
男女共予選敗退をして
あっけなく中学での剣道を
終えてしまった
その時
後任の赤胴鈴之助先生は
負けたのは俺のせいだ
そう言って
肩を震わせた
決して
赤胴鈴之助先生のせいじゃない
全県優勝旗をただ返納する
そのためだけに男子キャプテンは
ひとり
全県大会に参加した
赤胴鈴之助先生も
どんな思いで
それを見ていたのだろう
その悔しさを思うと
今でも胸が痛む
これが
私の苦い苦い思い出だ
後にこの赤胴鈴之助先生は
私の母校で全県優勝を5連覇する
凄腕指導者となり
今でも現役だ
そして実は
息子の異動する顧問も
赤胴鈴之助先生の
教え子なのだ
色々と繋がっている
私の苦い思い出も
息子の想いも
どこかで繋がっていたのだ
K先生は今は教員を引退し
教員の指導をしていると
風の噂で聞いた
K先生にもし会うことがあったら
伝えたい
先生が異動になって
本当寂しかったです
と。
春はお別れの季節
そして
出会いの季節だ
新入生が5人入部する
息子よ
新しい環境で
Do your best
