RNAの種類とコドン、アンチコドン

mRNA:タンパク質のアミノ酸配列の順序、総数を指定する。

tRNA:アミノ酸をmRNAに運ぶ。

コドン:mRNAにおいて、アミノ酸1個を指定する3つの塩基の並び

アンチコドン:tRNAにおいて、コドンと相補的に結合する3つの塩基の並び

 

しRNAの種類とコドン、アンチコドン

 

mRNA:タンパク質のアミノ酸配列の順序、総数を指定する。

 

tRNA:アミノ酸をmRNAに運ぶ。

 

コドン:mRNAにおいて、アミノ酸1個を指定する3つの塩基の並び

 

アンチコドン:tRNAにおいて、コドンと相補的に結合する3つの塩基の並び

 

真核生物における転写と翻訳の流れは以下の通りである:

転写開始
RNAポリメラーゼIIがプロモーター領域に結合する。
基本転写因子が集合し、転写開始複合体を形成する。
伸長
RNAポリメラーゼIIがDNAを読み取り、mRNA前駆体を合成する。
CTDのリン酸化が進行し、RNAプロセシング因子が結合する。
終結
ポリAシグナルの転写後、RNAが切断され、転写が終了する。
RNAプロセシング
5'キャップ構造の形成
mRNA前駆体の5'末端に7-メチルグアノシンが付加される。
スプライシング
イントロンが除去され、エキソンが連結される。
ポリA尾部の形成
mRNA前駆体の3'末端にアデニン約200個が付加される。
核外輸送
成熟mRNAが核膜孔を通過し、細胞質へ移動する。
翻訳
開始
40SリボソームサブユニットがmRNAの5'キャップに結合する。
開始コドン(AUG)の認識と80Sリボソームの形成が行われる。
伸長
リボソームがmRNAを移動しながらアミノ酸を連結する。
tRNAがコドンに対応するアミノ酸を運搬する。
終結
終止コドン(UAA, UGA, UAG)の認識が行われる。
ポリペプチド鎖の解放とリボソームの解離が起こる。
この一連のプロセスにより、DNAの遺伝情報がタンパク質へと変換される。真核生物では転写と翻訳が空間的・時間的に分離されており、RNAプロセシングという複雑な過程が介在することが特徴である。コドンは、mRNA上の3つの連続した塩基からなる遺伝暗号の単位である。各コドンは特定のアミノ酸を指定する。一方、アンチコドンはtRNA分子上に存在する3つの塩基配列で、コドンと相補的に結合する。tRNAは、アミノ酸を運搬する役割を担っている。翻訳の過程は以下の通りである。

  1. リボソーム上でmRNAのコドンが読み取られる。
  2. コドンに対応するアンチコドンを持つtRNAが、指定されたアミノ酸を運んでくる。
  3. tRNAのアンチコドンがmRNAのコドンと相補的に結合する。
  4. tRNAが運んできたアミノ酸が、成長中のポリペプチド鎖に付加される。
  5. リボソームが次のコドンに移動し、このプロセスが繰り返される。

このようにして、mRNAの塩基配列情報がアミノ酸配列に変換され、タンパク質が合成される。コドンとアンチコドンの正確な認識が、遺伝情報の正確な翻訳を保証している。

 

真核生物において転写と翻訳が空間的・時間的に分離される主な理由は以下の通りである:

核膜の存在

真核生物の細胞は核膜を持ち、核内と細胞質を物理的に分離している。この構造により、転写は核内で、翻訳は細胞質で行われることになる1

複雑な制御機構の実現

  1. RNAプロセシング:転写後、mRNAは成熟化のために様々な修飾を受ける。これには5'キャップ構造の付加、スプライシング、ポリA尾部の付加などが含まれる14
  2. 品質管理:核内でのRNAプロセシングにより、不適切なRNAを核外に出す前に除去できる2
  3. 遺伝子発現の時間的・空間的制御:mRNAの核外輸送や局在を調節することで、タンパク質合成のタイミングや場所を制御できる3

進化的利点

  1. 高度な調節:転写と翻訳の分離により、遺伝子発現をより精密に制御できる5
  2. 多様性の創出:スプライシングなどのRNAプロセシングにより、1つの遺伝子から複数のタンパク質を生成できる4
  3. 環境適応:転写後制御により、環境変化に迅速に対応できる