2023年6月25日(日)、サロマ湖ウルトラマラソン。
走ってまいりました!!
っていう、「サロマ湖ウルトラ走った人のブログ読みたいな~探してみよう!」と思ってグーグルか何かで検索してヒットしてくれた人がまさに探してたような記事にありそうな書き出しから始めてみる。
いや、ちゃんと書きますよ。結構細かいとこまで。
サロマ湖まで大阪から行くには、ピーチで女満別まで一気に行って、そこから宿に泊まって~、みたいなことを最初想像してたのだけど
いざ飛行機を調べると、女満別行きの飛行機が異常に高い。というか、ピーチなくね???
で、ピーチのHPをいろいろ見ていると
「4月から女満別行きの便は休止」
みたいなことが書いてあって、
いや、、、なんでやねん!サロマ湖の日だけでいいから運航してくれよ、結構おるやろ!!
という思いはもちろん誰に届くこともなく、さらに後で見るとその翌週の7月から運航再開したみたいなんやけど、もうなんか嫌がらせとしか思えんね、、、、まあ大阪からサロマ湖に参加する人なんて限られてるのかもしれないけど。
という愚痴を言っても仕方ないので、おとなしく新千歳まで行ってバスで向かうプランを選択。
ちなみに新千歳からサロマ湖の宿までは休憩も入れてだいたい4時間ぐらい。大阪ー東京の移動に夜行バスを使うことにさほど抵抗のない自分からすると、4時間は割とあっという間。まあ朝早かったので悠々と寝て過ごせたというのもあるけど。まあ旅の醍醐味はいかに移動時間を楽しく過ごせるかです。ハプニングが起きたりしていちいち腹を立ててる人は旅に向いてない、ハプニングは起きるものなので起きた時にそれをどう対処するか、そういう心の持ち方で旅というものはすべきだと思います。もちろん私個人の意見なので「それはおかしいよ!」と言う人もいるだろうと思いますが、諭されたとて自分の意見は変えません。現代社会は多様性の時代です。多様性って言っておけばある程度のことは許されるみたいな考え方はちょっと直したほう良いとは思ってます。
で、そんなこんなで宿についてからの話。
今回、民宿・相部屋の設定やったんやけど、自分の部屋は2人部屋。全然知らない人と同じ部屋で布団を並べて寝るわけです。
どんな人やろうな~、という心配・好奇心はまるでなくて、
というか、ウルトラマラソンまで走るような人、特にそのためにサロマ湖までやってくるような人に基本的に悪い人はいないんですよね。たぶん変人はいっぱい(普通の人からしたら参加者全員変人なのですよね)いるけど。
で、到着して部屋行って、こんばんは~よろしくお願いします~、からスタートして同じ部屋の人はやはり良い人。というか、今から振り返るとすんごい人間性の良い方だったなー、と、しみじみ。60代の方で、自分の父親ぐらいの世代にあたる方だったのだけど、100kmは今回が初めてらしく、あー、やっぱり何か新しいこと始めるのに年齢なんて関係ないんだよな、というのをしみじみ。やはりこれからの時代は永遠の若手社員みたいな40代・50代になっていかなあかん、と改めて感じたところでした。いきなり何の話やねん。
ちなみに、
せっかく北海道に来たのだから、北海道らしいものを食べよう!
何が良いかな?やっぱり海鮮だよなー!ウニイクラサーモン、海鮮丼は食べて行かんとなー!
という思いはもちろん常に持ち合わせていたのだけど、
お前何しにきてん。遊びに来てるんちゃうぞ、マラソンしに来てるんや!
と、今の時代にややそぐわない(ただしこういう顧問とかキャプテンは実在するよね)文句を考えつつ
ただこれ、真理なんだよなあ。
走ってる途中に猛烈にトイレ行きたくなったとき、とんでもないつらさとまあまあなタイムロスを食らって
結果、関門間に合わなくなる可能性も当然あって、特にいつも制限時間にさほど余裕ないタイムで走る自分としては、
そして今回のサロマ湖ウルトラは特に13時間制限で自分の場合は自己ベストを更新しなければ完走できないという状況もあり
潔く海鮮丼はあきらめたよね。
というか、以前に北海道に来た時にしこたま食べたのでそこまでの強い欲望は無かった、というのが幸いした感はある。
というので、
新千歳についてから食べたのは豚丼。ジンギスカン丼と迷ったのだけど、ジンギスカンなら去年ちゃんとビールとセットで食べたし今回は良いか、というのでそこそこ並んでた豚丼屋をチョイス。
写真がこちら!!
・・・・と、豚丼の写真をUPしようとしたのだけど、容量制限があるんやな。。。
容量下げる方法が分からないので豚丼の写真はあきらめますが、とりあえず新千歳空港のドライブイン・なんとかってとこで食べました。おいしかった。
というか、違いますね。
サロマ湖ウルトラどんな感じやったん?が知りたいんですよね。
はい、これから書きます。
どんな感じなのかは以下をどうぞ!
~~~
サロマ湖ウルトラは、朝5時~夕方18時までの13時間制限。
宿で晩御飯食べてたら「朝ごはんは2時10分です」と言われたので、じゃあその前に起床して準備してスタート地点まで行かなきゃ~、という感じ。
ていうか、
「いや、その時間に朝ごはん用意してくれるん?!」
あんまりツアーで参加したことないんやけど、非常にありがたいサービス。
しかも、いざ食べに行ってみると、魚を中心に結構がっつり。
前日18時すぎに晩御飯を食べ、そこからすぐに風呂入って次の日の用意してすぐ寝て、2時前に起きて、
そしてまたご飯。
同じ席の人は皆口をそろえて
「いや、さっき(18時ぐらいに)食べたとこなんやけどな~(笑)」
ていうか、結構がっつり出るんですよね。地方のごはん事情あるある。
こんなに食べたら走ってる途中トイレ行きたくなるやんけ!
と思いながらも、もちろん目の前に出された料理は基本全部食べてしまうので全部食べるのだけど
スタート前には一度トイレでスッキリしないと!と思いながらトイレへ行っても
不思議なぐらいに全く何も出ないっていう、ね。
これで粘っても仕方がないというか時間は近づいてるので、
あきらめてスタート地点へ向かいます。
写真がなぜか横向きになってしまうのだけど、直し方わからないので首をかしげて見てくださいね。
スタート前にここでレース前の挨拶をされてました。市長さんかな。違ったらごめんなさい。
サロマ湖ウルトラは、実は2019年以降開催されなかったので、4年ぶりなんですよね。
「4年ぶりに皆さんお集まりいただきありがとうございます!」
的なことを仰ってたと思います。
で、今回スタートブロックがA、B、Cで分かれてたので、
自分は確か予想時間を12時間59分59秒っていう遅いタイムにしたためなのだろうけど、Cブロックからのスタートになってました。
で、並んでしばらくぼーっとしつつ、すぐに時間になったのであっという間に100kmウルトラがスタート。
あ、言い忘れたけど、
今回、100km走るというのに練習はほとんどしていません。
よくテスト前に現れる「俺今回全然勉強してないんよな~」って言ってくる人たちとは違いますよ。
彼らはなんやかんやある程度勉強してますからね。何度だまされたことか。それを鵜吞みにして自分は本当に全くやってないけどいけるか!と思ってテスト結果見たら悲惨なことになってたよね。私は絶対にあなたたちを許しません。
で、練習量は具体的にどやねん!というと
毎回100kmレースの前って、なんやかんや
月間100kmのランニング(これは少なすぎるらしいけど)とか
10日間100kmチャレンジとか
最低限、1回で20km走る練習は入れておくとか
そういう調整をしていたのだけど、
今回は、4~10kmぐらいの距離を数回のほか、直前に12kmを1回走ったのみ。
見返してみると、5月は2回、6月は大会前に5回の練習履歴。
完全にウルトラを舐めているというか、他に同じような人はなかなかいないらしく、
これを自分で「俺は練習ができないタイプ。直前で調整はするけど結局ポテンシャルでなんとか完走してしまうタイプ」と表現して
もちろん自分で勝手に言ってることなので、自分的にはすごい的を得たコメントと思ってるのだけど、
まあ、無謀ですよね。良い子は絶対マネしてはいけません。
で、話を戻すと
Cブロックって、意外と本スタート地点から距離があって、
後で時間を見返すと、スタート地点にたどり着くのに4分かかってるんですよね。
マラソンに制限時間がなければ何一つ心配なことはないのだけど、
13時間制限で、自分のこれまでの自己ベストを更新しなければ完走すらさせてもらえない、というので
でももうそれを覆すのは無理なので、粛々とスタート地点まで歩いて走って、100kmの道のりで足を前に進めるしかなくて。
で、この後。
スタートの後、コース通りに10km、20km、・・・と進んでいくのだけど、
めちゃくちゃ眠い・・・!!
というので、これまでの経験で「寝ながら歩く・走るは直線コースなら可能」というのを分かっていたので、
うまく目を閉じて疑似的に寝つつ前に進むようにしておりました。
というか、サロマ湖ウルトラ、前評判の通り、全然坂がありません。
いや、まったくではないです、50kmを過ぎたあたりで「あー坂あるなこれ」というのはあったけど
普通の道はただただ左右に田園風景が広がって、ときどき匂ってくる酪農の牛のにおい、牛の鳴き声、などなど北海道らしい一面を垣間見ることができて
いや、においは割ときついです。序盤に結構来ます。誰も何も言わないけど。
まあのどかな景色を見てると、やっぱり
なんで自分走ってるんやろなー、キャンプでもしてのんびりゴロゴロできたらな~~~
なんてことは思ってしまうけど、走ってる皆がそう思ったんじゃないかな。
で、まあそんな感じで走り続けて
20kmぐらいで、やっぱりしんどいな、となってしまいます。
ただしそんなことは関係なく制限時間はやってくる・・・!!
ので、しんどくとも歩む足は止めない。エイドで飲めるドリンクは全部飲み、補給職をサッととってパッと食べてダッとスタートする。ただこれの繰り返し。これがギリギリ完走を目指すランナーの非常に大事な戦略です。
で、まあ、この後のことはあんまり覚えてないんやけど、
まあ、30km過ぎてからはやっぱりきついので、ちょっとした坂を見つけたら「あ、上り坂だから歩かないと」という言い訳を作って歩く、を開始した気がします。いや、これがギリギリ完走を目指すランナーの大事な戦略の1つなんです。全部頑張らなくていい、そんなことができる距離・時間と練習量じゃないんだから。ポイントを絞って効率よく前へ進み続けるだけ。
で、42.195km地点。
ここで写真撮ったんですが、なんやねん、写真アップロードができません・・・
何が言いたいかっていうと、
42.195km地点に、もはや標識というかモニュメントになってしまった「サロマ湖ウルトラマラソン42.195km地点」のマークがあるんですよね。。。
思わず写真撮ってしまったのだけど。
さすがはサロマ湖。100kmマラソンの本拠地みたいなことしてくるよね。
ウルトラマラソンって、参加するまで知らなかったのだけど、開催地をその足で歩み続けるから、その地域のことを知れる非常に良い機会なんですよね。
地域によっては、たぶんサロマ湖もそうなんだけど、その地域の一大イベントのお祭りみたいになってしまってて、
そのお祭りのために、大人から子供まで、沿道での応援やエイドでの温かい給食、演技など、
その1日のために準備されたいろんな努力をひしひしと感じられるんですよね。
去年走った沖縄100Kなんかがすごく印象的で、
30km地点あたりで、本島と道路で繋がってるけど小島のようなところを通るルートがあって。
そこのエイドに近づくと子供たちがいて、こちらを見て「来たー!」って言って、温かいもずくスープをお皿に移してる大人のところに伝えてくれて、
そしてエイドにたどり着くと、そのまま、適度に温かいもずくスープをすぐに飲めるように用意してくれていて。
その前の年に個人的に小笠原諸島に旅行に行ったのだけど、そこで離島の暮らしをなんとなく感じた後だったので、
こういった地域での暮らしってこんなんなのか、自分の暮らしと全然違うなー、
っていうのを感じた後で、また来たいなー、ってなれたんですよね。
サロマ湖はあまりご当地グルメ的なのは出てこなかったのでそこは残念だったのだけど、
宿で出てくるご飯にはほぼ間違いなくホタテが入ってて、
それがなんとなく、サロマ湖がそういう地域なんだなー、と実感できる要素だった気がしてます。
で、話戻って42.195km地点。
自撮りしてたら近くにいた人が「撮りましょうか?」と言ってくれたので、お言葉に甘えてパシャリ。
で、それを見てた後ろのランナーも、「私もお願いしていいですか」と。
で、その後ろからもランナーが来てたのだけど、あの心優しい地元の方はその後何人の写真撮ったのだろうか。(笑)
それでまあ、走ってときどき歩いてを繰り返して、
そろそろ関門を意識する距離・時間帯。
理想的には、50km地点を6時間から10~20分ぐらい余裕をもって辿り着きたかったのだけど、
結果的に50km地点についたのは5時間59分。
いや、及第点。(笑) 6時間超えてたら結構焦ることになってたから・・・
で、ここまで6時間ということは、残り半分を7時間で走らなければいけないということ。
自分の中でのセーフティラインが「10kmを1時間30分で進む」で、
もちろんこれは元気よく歩きつつたまーに走るぐらいのペースなので
途中で何かしらのアクシデントが発生して走れなくなったりとか
歩くペースもゆっくりしかあかんようになったりとか
トイレ行きたくなって大幅にロスするとか
そういうことも考えるともう少し余裕が欲しいのが正直なところなのだけど
過去のウルトラマラソンも、最後の数十キロは、きれいに10kmあたり1時間30分前後のペースでまとまるので
最も現実的で無理のないペースとして非常に良い指標。
で、残り50kmを7時間だと
30分足りないんですよね。
やっぱりまだまだ楽はさせてくれない。。。
(それはそうやろ、練習してないんだから)
さて、ここまで前半戦書いてきましたが
ちょっと疲れてしまったので後半戦はまた後日書き足しますね。
ということで、また次回!
#サロマ湖100kmウルトラマラソン
