嫌気環境(車でいえばエンジン)はシーケム・マトリックスで作ることに決まりました。
続いて、炭素源(車でいえば燃料)を何にするかを決めます。
水溶性の炭素源であればなんでも良さそうなので、かなり広範囲のものが使用できそうです
世の中の実際例では、以下のようなものが見つかりました。
・みりん
・砂糖
・アルコール
・生分解性プラスチック
みりん/砂糖/アルコールを直接飼育水に投与する方法については、とにかくランニングコストが安いことがメリットです
しかし、
・飼育者の勘に頼る部分を減らしたい
の意味で却下しました。
これらは、投与する量を誤ると、バクテリアが爆発的に増殖し、飼育水は白濁、エアレーションしないと酸欠で危険な状態に陥ることがあるそうです
なぜ、そのようなことになるかというと、飼育水に直接投与なため、一気に溶け込んでしまうからです。
溶け込んだ分が、そのままバクテリアの栄養分になるわけです。
重要なのは、バクテリアは水に溶け込んだ炭素源しか利用できないということです
生分解性プラスチックであれば、バクテリアによる分解過程を経て、飼育水に溶け込みますので、一気に飼育水に溶け込む心配がありません。
それらを踏まえ、候補として挙がったのは以下のものです。
・生分解性プラスチックの塊
・テトラ ナイトレイトマイナス
・コトブキ ドクターバイオ
生分解性プラスチックを使用する方法で、以前に紹介した還元濾過BOXだと、デニトロゲンというものを使用していました。
しかし、これは現在、入手困難になっています。
他では、バイオペレットなるものが見つかりました。
しかし、推奨はバイオペレットリアクターを使用とのことです。
リアクターが、少々、値が張るので躊躇しますねぇ。
プロテインスキマーが必須とかも書かれており、ますます躊躇しますねぇ。
外部フィルターのコンテナに、直接、ぶち込んでもいいかな?と思いましたが、やっている人が少ないのでちょっと怖いです。
そんなわけで却下。
他では。。。
サブフィルターを使わない方針であれば、外部フィルターの濾材エリアを占有しない、ナイトレイトマイナスがいいかな?と思いました
今回はサブフィルターを使うので、少しぐらい濾材エリアを占有されたとしても問題ありません。なので。。。
・メンテナンス工数を極力減らしたい
に従い、「ドクターバイオ」にすることにしました。
ドクターバイオにはもう一つ、良い点があります。
苔の主要原因である、リン酸塩も吸着してくれるのです。
もう一つ、ケイ酸塩というのもありますが、こちらは茶苔の原因です。茶苔は生体兵器でいいかなと甘く見ています
万が一、生体兵器でダメそうなら、こちらでも出動しようかと思っています。
ようやく、脱窒濾過の方針が定まりました
つづく