ここ最近の日本の不動産を見ていると、「都市回帰が始まっている。郊外は終わった。」という表現をよくみますね。
実際東京都内の地価を見ると郊外は下落していることは確かなので間違いではないと思います。
ただ、これはそのまま受け取っていい話なのか。子育て世代の資産保持として見た場合、23区、とりわけ都心3区(千代田・中央・港)以外のマンションを買う以外、住宅に資産価値はないのか、校外はもうダメなのか、ということを考えてみたいと思います。
(そもそも賃貸か持ち家か、という議論があるわけですがそこについては今度話します)
1)そもそも郊外には魅力ないの?
そもそも論として、郊外に住むニーズです。都心より安く、広い、自然溢れる住環境。
というのが郊外の魅力です。
日本では地下が落ちていますが、人口が増えている国、例えばアメリカでの主力の住宅はもちろん郊外です。ちょっと今わかりやすい手持ちのものがあまりなく、写真は「外国人が購入した不動産」というものですが、売れ筋は郊外(写真ではsuburban=郊外)です。
世界的には郊外は郊外なりの魅力はあるわけです。
2)郊外の魅力的たらしめる大前提は何か
郊外と都会の差は一言で言うと職場(仕事)と利便性です。仕事も場所関係なく、利便性も問題なければ誰だって広く住める郊外に移住します。それがないので都心に住もうと考えるわけです。
郊外に都市ができたのはアメリカで考えると「モータリゼーション」があったからです。
車が普及する前は基本的に郊外というのはあまり開発されず、車の存在によって一気に郊外志向が強まったそうです。
3)じゃあ今後の日本はどうなの?
ポイントは2つあって、一つは今後日本は自分の道を切り開かなきゃいけないことです。これまではアメリカ追随でよかった。でも、現在の日本は少子高齢化社会の超最先端の国です。ここへの対応が一つ。
そしてもう一つがテクノロジーの発達です。仕事場も別に都会に出なくてもいい世の中になってきています。また、買い物もアマゾンなどで済ますこともできるようになってきました。
こういった
車の運転ができない年齢の老人が増える
ネットのサービスは加速的に増え、生活そのものが変わってきている
仕事もAIに乗っ取られる
など状況を整理して考える必要があると思うんですね。
また長くなってしまいました。その辺りの詳しくはまた次回にしたいと思います。
そして最後にですが、ちょっとした告知です。
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ではごきげんよう。