乱反射/貫井徳郎「これぐらい何でもない」「一度だけ」という些細な自分勝手や少しのモラル違反がとんでもない事故に繋がっていく。それらを複数の人が日常的に行っている現代社会の切実な思いが募っている小説。前半のマイナスの部分からすでに登場人物にムカつきながら読んでいました。自分も加害者になるという可能性があること。自分もそうだな、とそれを突き付けられた気がしました。人間の持つ闇の部分などの心理描写がうまいな、と思いました。