体重MAXのころには、怖くてできなかったボディラインがくっきりできるキャラクターも、思い切り挑戦できるようになった。もともと好きな強くてかっこいい女性キャラクターにも近づけた。「最近だと格闘ゲームのコスプレが多いですね。レオタード様子とかでも、何の怖さもなくなりました」という。ウマ娘 コスプレ衣装を着ることで何かに変身するコスプレだが、自分自身ごと大変身することに、見事に成功した。スタイル美人が揃う中で、ガチで鍛えた筋肉女子が入賞。微妙に喜べない状況ながらSNSで投稿をしたところ、別の競技団体から声がかかった。「そこで初めてビキニという競技と出会ったんです。調べてみたら『これこそ私がなりたい理想の体じゃん!』って思いました」と興奮した。

ここまでであれば、筋トレ好きなコスプレ女子だったのが、本人も「なんでこうなったんですかね」と笑う続きがある。それが、ビキニ競技への挑戦だ。すっかり「筋トレの沼」にハマったMIHARUがトレーニングを繰り返しているころ、ジムのトレーナーから声を掛けられた。もちろんコスプレも大きなイベントになれば、体を鍛え、ポージングの研究にも精を出す。「やっていて好きなのは、ストリートファイターシリーズのキャミィですね。コスプレではステージに上がることもありますが、そのステージでも、ビキニの大会でも、見ている人を楽しませたいという点では同じ気持ちでやっています」。「そんなに真面目にやるなら、何か目標があった方がいいんじゃないですか」。本人は、コスプレの再現度が高まればそれでよかったのだが、せっかくだからと「ベストボディジャパン」というコンテストを見学しに実施した。感想は「これなら私も出られるかも」。特に調べもせずエントリーをしたところ、いきなり3位に入った。

ただこの大会、実はMIHARUは場違いだった。「私は肌も焼いて、腹筋割って出たんですけど、どっちも審査基準としてはダメだったんです(苦笑)順位が上の2人も、下の2人も8頭身のモデルさんのような方ばかりで。それなのに3位に入っちゃって、なんとも中途半端というか…」。筋肉隆々のボディビルは有名だが、その中でもビキニ競技は、そこに女性らしさを加えたもの。筋肉は必要以上にはつけず、女性らしい丸みを帯びたラインもしっかり出す。お尻もキュッと上がり、ウエストも締まる。実はこの体型「格闘ゲームの女性キャラクターによくいるんですよ」。興味を持つのも無理はない。そこから一気にビキニ競技へと突き進むことになった。本格的なトレーニングを初めて2年ほどの2016年に日本一、さらに翌2017年にはアジア大会でも優勝、晴れてプロに転向した。今は自ら競技に参加しつつ、同じく競技に参加する選手たちのポージングなどを指導する日々を送っている。