昨年末、12月29日から3日間にわたって開幕された『コミックマーケット95』(C95)。同人誌即売会の場としてだけでなく、寒空の下、コスプレイヤーのお公開目の場として大いに盛り上がった。そんな、世界に誇る日本のポップカルチャーとして、たくさんのアニメ・漫画ファンに親しまれている「コスプレ」。絵を描ける人は好きなキャラを描くし、小説を書ける人は小説で自己表現しますよね。他にもいろいろな発信方法があると思いますが、自分にとって“キャラ愛”を表現する唯一の手段がコスプレだったんです。

日常の自分とは異なる“別人に変身できる”点がコスプレイヤーたちを魅了して止まないという。そこで今回、アイドルグループ・純情のアフィリアのメンバーとして活躍するカオリに、コスプレを始めたきっかけや、苦労したバイトエピソードなど、知られざる“素顔”を聞いた。初めてのコスプレはアニメ『マクロスF』のシェリル・ノームでした。当時はコスプレの「コ」の字も知らなかったし、お金も無くて再現度も低いコスプレでした。でも、コスプレが一種の“愛情表現”ということに気づいたんです。

やっぱりコスプレ衣装にはこだわりたくて、戦士服はオーダーメイドで、ドレスは自作しました。その自作コスプレ衣装も、漫画には出てこないけど、なかよしの付録にあったレターセットにあるイラストの衣装を用意しました。4年目になります。ここまで苦労もありましたが、楽しいことのほうが多かったと思います。今はライブが楽しいですね。自分たちがライブに立つことでファンの皆さんの笑顔が見られる。アイドルイベントをしていなかったら味わえなかった人生経験だと思います!