今まで自分がこんなに恋愛至上主義だとは思ってなかったのね。





去年の夏までは。





でもさ、自分の大好きな人が自分のことをこの世界で唯一無二の存在だって思ってくれるって、無敵なんだって気付いちゃったんだよね。





そうじゃなくなっちゃった時の喪失感はでかかったけど。今もそれに苛まれているんだ。




強く。




でも、そんなに簡単に好きじゃなくなるくらいなら、始めから好きになってないってことなのよね。











両極の気持ちはどちらも本当で。




彼がこの世界にいてくれるだけでとても幸せな気持ちになるし、もう2度とあの幸せな時間を過ごせることは無いのかと思うとこれからを生きてゆくのがとても辛い。



なんでこんなに好きなままなんだろう。って、自分でも不思議でたまらないの。






変わりたいと思う気持ちと変わりたくないという気持ち。



「もうあんな苦しい思いをしなくていいんだ」っていう安心してる気持ちと淋しいという気持ち。



自分で自分の気持ちが手に負えない。









明るいうちは現実が目の前にあって、触り合える距離に素敵だと思う人もいて。




体が触れれば胸の奥がくすぐったくなって。私の言葉でその人が笑ってくれるとすごく嬉しくて。








なのに、夜になると現実と非現実が反対になって、触り合えない人を恋しいと思ってしまう。





本当にまったく手に負えない。









恋人が欲しい。



あの人が私の恋人になってくれればいいのに。



彼と触り合えたらいいのに。


















そうしたらきっと私。




ちゃんとずっと、現実の中で生きてゆける。