リュウザックス・ナヲに
噛みつかれた
ビート・シヲンは叫んだ。


ビート・シヲン
「イタタタタタタタタタタタタタ!!

ル・キヤ
「うっわ!!がっつりイッてますよシヲンさん!!

イー・チロウ
「痛そうw」

ル・キヤ
「ね~w」


ビート・シヲン
「見てねぇで助けろクソ共!!


ル・キヤ
「いやいやいや…噛みつかれたからビート・シヲンさんもあんな化け物になるんですよw手遅れですドキドキ

イー・チロウ
「間違いない」


ビート・シヲン
「てめえら殺す!!ぶっ殺す!!真っ先に殺す!!

ビート・シヲンは恨めしそうにル・キヤとイー・チロウを睨むが
徐々に力尽きて行く。

イー・チロウ
「ル・キヤ、今のうちにベランダに行こう!!

ル・キヤ
「そうだな」


イー・チロウが
ベランダのドアに手を掛けた瞬間


ル・キヤ
「バロスバロスバロスバロスバロスバロスバロスバロスバロスバロス」

振り向くと
ル・キヤは
リュウザックス・ナヲと
ビート・シヲンに
噛みつかれていた!!


イー・チロウ
「う~わ~…がっつりイッてますよ、ル・キヤw」

ル・キヤ
「助けろ!!

イー・チロウ
「嫌ですw」

ル・キヤ
「助けろ!!

イー・チロウ
「やだよニコニコ

ル・キヤ
「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」


イー・チロウ
「助かるのは僕だけのようだね!!わ~い」


ル・キヤ
「あ、こいつムカつくニコニコw」

イー・チロウとル・キヤが言い合いをしていると
化け物が飛びかかってきた!!


化け物は
イー・チロウを思いっきり殴りつけた。

イー・チロウは
カメラを落とし
床に倒れた。


カメラはバッテリーの残量が少なくなってきたサインが出ている。

カメラには
イー・チロウが殴り殺される場面が記録され

カメラのバッテリーはそこで切れた。



化け物の容姿は
凄まじいものだった。

手足はだらしなく伸び
肉は少なく
骨が浮き出ていて
下半身には
汚物にまみれた
オムツをはいている。
髪は抜け落ちたのか少なく、
暗い中で周りが見えないのか
辺りを手探りで歩き回っている。


イー・チロウ
「僕のそばに来て…動かないで」


徐々に化け物が近づいて来る…


そして
カメラの前を通った。

頬の肉は無く
目の下のほくろが
異様に目立っている。
痩せ細った体は
見るも無惨な姿になっている。

荒い息を吐き
何かを探してる様だ。


そしてイー・チロウ達を通り過ぎ
化け物が入口の方へ向かった。


リュウザックス・ナヲ
「今だ」

移動し始めた矢先
ビート・シヲンが
テーブルに当たり
物音を立ててしまった!!

リュウザックス・ナヲ
「バカヤロ…」



化け物
「ぐぉーーーーーーーーーーーーーーーー!!

叫び声をあげながら
腕を振り回し
追い掛けて来た!!


リュウザックス・ナヲ
「おめぇら先に行け!!

リュウザックス・ナヲは
銃を抜き
化け物に乱射する


走ってベランダへ向かったが
後ろからリュウザックス・ナヲの叫び声が聞こえた。

リュウザックス・ナヲ
「痛い!!痛いよぅ痛いよぅ!!

ル・キヤ
「リュウザックス・ナヲがやられた」

ビート・シヲン
「仕方ないわ、早く屋上へ出ましょう!!

ベランダへのドアを開けようとしたら
後ろから何かが飛んできた。


リュウザックス・ナヲが飛んできた!!

リュウザックス・ナヲ
「僕投げられた、僕投げられたの」


ビート・シヲン
「大丈夫でちゅか~?」

リュウザックス・ナヲ
「え~んえ~ん痛いよぅ」

ビート・シヲン
「可哀想でちゅね~」
ル・キヤ
「おい、いい加減に…」

ビート・シヲン
「あら、焼きもち?カワイイわね」


ル・キヤの方に振り向き
ル・キヤにちょっかいを出すビート・シヲン。


ビート・シヲン
「リュウザックス・ナヲを放っては置けないわ…リュウザックス・ナヲ、立てる?」
と、リュウザックス・ナヲに振り向いた瞬間、
ビート・シヲンは
リュウザックス・ナヲに噛みつかれた。
以下、テープレコーダーの音声

『依頼を受けた私は日本を訪れ、ある少年を預かる事になった。
その少年の名は大地。彼は悪魔に取り付かれていた。
大地は凶暴で、常にベッドに縛りつけていなければいけなかった。しかし依頼された研究は失敗。
依頼人からはこの部屋を放棄するようにと言われた。と、同時にこの少年を殺すように命じられた。
だが、私には出来ない。
よって今日、1988年5月13日。この部屋に大地を封印する事にした。』



リュウザックス・ナヲ
「ちょっと待て…まだこの部屋に大地って奴が居るのか?」


ビート・シヲン
「ル・キヤちゃん…私…怖い…」

ル・キヤはそっと
ビート・シヲンの肩を抱き寄せる。

ル・キヤ
「とにかくベランダに向かおう…間取り的に…この奥だ」


奥に向かおうとしたその時



ガシャン


物音がした。


イー・チロウ
「静かに…!奥に…誰かいるぞ…」


夜間撮影モードに切り替えたカメラには…


化け物が写っていた