近年の原油価格の高騰により、遊漁船の燃料費も値上がりしているため、コスト削減方法への注目が高まっていることでしょう。燃料費の値上がりに伴い、大半の遊漁船が乗船費用の値上げを実施した中で、客離れが懸念されています。

 

今回は、遊漁船のランニングコストや取り組みやすいコスト削減方法をご紹介していきます。

 

 

遊漁船のランニングコスト

 

遊漁船のコスト削減に目を向ける前に、必要なランニングコストの知識を深めていきましょう。釣り船の経営をする上で1ヶ月に必要なランニングコスト費用は、20万円〜です。

 

遊漁船業で必要なランニングコストの内訳は、以下のとおりです。

  • 燃料費:1回につき1万円程度
  • 係留費用:1ヶ月1~5万円程度
  • 遊漁船業者保険加入料金:1ヶ月2,000円〜
  • メンテナンス費用:4,000円程度

 

 

この中で大半のウエイトを占めているのが燃料費です。1回の出航につき1万円程度ですから、週に3回の出航だったとしても12万円は要ります。

 

燃料費については大きな節約が難しいため、必要なランニングコストとして費用を確保しておくべきでしょう。また、船の係留費用は船の大きさや立地、係留所のグレードによって違います。そのため、開業してすぐの段階であまり費用のかからない場所を見つけておくことが、コスト削減にもつながります。

 

 

遊漁船業者保険加入料金は、6人定員で最低限の条件の保険でも1ヶ月に2,000円程度は必要なため、固定費として捉えておくとわかりやすいかもしれません。

 

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