浜松地方、暑いです。もうすぐ梅雨が明けそう。
さて、フィッシュナイフについてのお話です。今まで釣りの現場で使っていたナイフ(某D社製)。大変使いやすく重宝しているのですが、ステンレスの長所が砥石の上でも発揮されてしまい、研いでも刃を立てるのが大変な一面がありましいた。一層鋼のブレードがついたナイフをと釣具店やホームセンターを探すも、鋼のナイフって見つけようとすると意外と無いものなのです。ネットで調べた結果、フランスの
オピネル
と云うナイフはステンレスと鋼の両方をラインナップしているらしい。方々お店を回った結果、浜松のモンベルさんで、ゲットできました。勿論鋼のヤツです。

木製の杷手が、ちょっとお洒落。フランス製とか、百年の歴史とか、キュービズム作家御用達。。。みたいな言葉にとても疼いてしまう。直ぐに気に入ってしまいました。
ところが、振り出しブレードの動きが非常に渋い。収納状態から振り出そうと切り欠きに爪を立てると、爪が割れそうなほど回りません。急遽ネットで調べたところ、これはオピネルナイフの特徴のようです。木製杷手が水を含んだりすると、膨張してブレードの振り出しが渋くなるのだそう。オピネルのユーザーさん達は一度ナイフを分解して、杷手のブレード接合部分をやすり等で削るんだそうです。
やっぱり外国製は面倒くさい。
でも、半ば惚れちゃったので、ワタシも分解をやってみることにしました。その様子を写真でご紹介します。宜しければ一緒にご覧ください。
分解にはある程度の工具が必要になります。

まず、プライヤー。第二リング(ストッパーリング)を外すときに必要。

ハンマー。ブレードと杷手を繋ぐピンを打ち抜く際に必要です。インパクトが要るので、プラスチップハンマーや銅ハンマーより、スチールが良いかも。

ピンポンチ。大工さんが細い釘を打つ際に使う工具らしい。これをピンに当てて打ち抜きます。直径2~2・5㍉が良。

ポイントヤスリ。木製杷手の内側を削ります。厚さ2㍉以下が必要です。

Vブロック。ピンを打ち抜く際の台座に使います。何でこんなの持ってるの?って話ですが、遥か昔にミニバイクレースが好きでした。エンジンを分解してクランクシャフトの歪みを確認する際にシャフトの端をこのブロックに乗せてマイクロゲージで計ったりしていました。昔の工具が思わぬ処で役に立ちました。ときめかないけど捨てなくて良かったぁ。反断捨離人の小さな勝利。普通のお家にVブロックは無いでしょうから、ボックスレンチのピース等で代用してみては如何でしょうか?
では、作業に入ります。

第2リング(ストッパー)を収納保持のポジションにしてプライヤーを使って強引にブレードを引き出します。かなり無理に見えますが、変形して、勢い良くリングが外れてくれます。リングは弾性が強いので、壊れたりはしません。

リングが取れました。

ピンを打ち抜きます。ピンの目の小さい方(オピネルのロゴマークが見えない方)にピンポンチを当てて、ハンマーでインパクトを与えます。結構強く叩く必要があります。

ピンが抜けました。

すると、第1リングは、指で簡単に外せます。

杷手の内側をヤスリで削ります。厚さが2㍉を越えるヤスリは隙間に入らないかも知れません。

ブレードと杷手のフリクションは第1リングの締め込みで生じるので、ある程度削りつつ、半組みしてフリクションを調節します。

良い状態になったら、ピンを刺して、ハンマーで打ち戻します。その後第2リングを嵌め戻します。手で挿入可能。以上終了。

渋かったブレードの動きがスムーズになり、大変使いやすくなりました。次回の釣りから、このオピネルのナイフを使ってみたいと思います。
この記事をお読み頂き、有り難うございます。暑い最中、どうぞご自愛下さい。