奴がやってくる。


恐れていた事が現実になるとは。。


避けられないことは理解しているつもりだったが・・・。


私の心の方がまだその準備に間に合っていなかったようだ。


私が子供のころは、奴もあまり悪いやつではなく、


恐れるほどのものではなかったはず。


いや、むしろ頼もしい存在であったはずなんだ

だが、しかし、・・・


奴は・・・。

あれは、いつのことだったのか、


今となっては、はっきり思い出すことは難しい。


奴はいつの間にか豹変していたのだ。


私が気付いた時にはもう遅かった。

遅すぎたのだ。


私にはそれをくい止めることができなかった。


豹変してしまった奴は、


私の心と体を遠慮する気配すら見せず蝕んでいく。


あんなに優しかったはずの奴が。。。


信じたくないが信じざるをえない。


残念なことだが。。


奴は、カオス。



奴は、混沌。


映画「ネバーエンディングストーリー」では


そう呼ばれていたものに近しい存在なのかもしれない。


奴の存在がSFの世界のものであれば


どれほどよかったことか。


だが、奴は、現実にそこに存在している。


認めたくないがそれは事実なのだ。

受け止めるしかない現実。


最初の頃は、奴は私に優しかった。


しかし、今はもう思い出すことも難しくなってしまった

ある時点を境に


奴は私に牙をむき、反旗を翻し、

餓鬼のごとく襲ってくるようになってしまった。


もはや奴を止めることは誰にもできない。


奴は、どんな手段を講じても、


確実に私を追尾し、確実に捕らえられてしまう。


私にはもう逃れることは叶わない。


悔しい。


非常に悔しい。


私に残されている手段はひとつだっけ。


ただ、奴を受け止めることだけ。

素直に認めるほかないのだ。


残念だが。。。


今、私はこの言葉をもって、奴を迎え入れよう。


HAPPY BIRTHDAY TO ME