最高気温が25度を超える日が続くようになってきています。
気温の上昇とともに増えるのが「熱中症」です。

熱中症とは、体内の温度が上昇することで体内のホルモンバランスやミネラルバランスが崩れ、体温調整機能が低下し、頭痛やめまい、けいれん等を起こす症状のことを指します。

■熱中症を防ぐために大切なこと■

まず、高温多湿な環境や直射日光を避けることです。
冷房や扇風機等を利用して自分の周りの環境をコントロールすることが必要です。
そして、この5月下旬や6月といった夏本番を迎える前に「暑さに慣れること」「発汗する訓練をすること」がとても大切です。
こうすることで体内の熱を放散させる機能を向上させ、熱中症を予防します。

これを「暑熱順化」と呼びます。

暑熱順化は「やや暑い環境下でややキツイと感じる運動を、毎日30分間程度2週間継続することで得られる」とされています。
また、もちろん水分摂取も大切な要素ですが、摂取した水を体内で保持するために必要なモノをご存じでしょうか?

それは「アルブミン」です。

体内では保水やお薬の成分を運搬する役割も担っています。
アルブミンは体内に存在するタンパク質の一種で、総タンパク量の70%程度を占めると言われています。

このアルブミンは肝臓で生成されるため、アルブミンが異常値の場合、肝臓の異常を疑う指標にもなります。
(※あくまで1つの指標なので、気になる方は自己判断せず医師の判断・指示を仰いでください。)

このアルブミン、そもそも摂取しているタンパク質の量が少ないと採血データの数値としても低くなる傾向にあります。
つまり、肉・魚・卵・豆類といった良質なタンパク質を摂取することが、血中のアルブミン濃度を高め、体内での保水能力を高めることにつながり、熱中症の予防になるということです。

では、1日にどれくらいのタンパク質を摂取する必要があるのでしょうか?
それは、最低でも「体重と同じ程度のグラム数」が必要です。
体重が50kgの方だと50gのタンパク質ですね。
例えば50gのタンパク質は、お肉を200g、卵を2個、鮭1切れ、を食べると摂取することができます。


まずは毎回の食事に、タンパク源となる食材があるかどうかをチェックするところから始めてみましょう。
気温が上がると、食欲が無くなり、食事はどうしても炭水化物に偏りがちです。


しかし、熱中症を予防するためには、気温が上がるからこそタンパク質を摂ることが大切なのです。
今年の夏は、タンパク質をしっかり摂って乗り切りましょう!!


そして、上述しているように、65歳以上の熱中症発生場所は65%が屋内です。
その年齢層の方に、ご家族、お知り合いがいらっしゃれば、ぜひタンパク質をしっかり摂取するようにおススメしてみてください。
もちろん暑熱順化による体温調整機能を高めておくことも大切です。