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東京、それも23区内に住んでいる者ならば、大体が大変お世話になる地下鉄。今は東京メトロなんて言いますけど、以前は「営団地下鉄」なんていう名前でした。別会社の都営地下鉄ってのも合わせると、大体15路線くらいが東京中の地下をくまなく走っています。23区内ならどこに住んでいても、2キロ以内で地下鉄に乗れる、って事になっていたはず。それくらいよう走っている地下鉄です。
まぁこれ以前も書いたと思うんですがもう一度、東京地下鉄豆知識をw。東京の地下鉄の駅名で、「四谷」「茗荷谷」など、「谷」の付く駅は本当に谷底にあります。その最たるものが、若者の街おしゃれの街、「渋谷」。渋谷って街は谷底にあるので、写真の銀座線を浅草方面から乗っていくと、最初地下で乗った電車、渋谷では駅ビルの3階に到着します。これ結構不思議な感覚。
それと、地下鉄路線は出来た年代が新しいほど、地下深くに作られています。それはそのはず、同じ高さじゃぶつかっちゃいますから、新しい路線を作る度に深く掘って作ったんですね。だから最新の路線「副都心線」なんて乗ろうと思ったら、まぁ「どこまで地下に潜るのだ?」ってくらい、ふかーーい所にあります。

さてさて、ちょっと前置きが長くなりましたが。そんな数ある路線の中で、最も古くからあるのが写真の銀座線です。僕が毎日、愛用している路線でもあります。もっとも古くからあるので、もちろんもっとも浅い所を走っていて、階段を2回くらいトトンと下りればもうホームw。走っている所も、観光名所の浅草から秋葉原の近くを通って日本橋を抜け、銀座新橋と言った大人の街を抜け、青山、渋谷と言ったおしゃれな若者の街へと走って行きます。

写真は、今度新しくなる銀座線の新車両。たまたま試運転をしていたのに出くわしました。この車両を見て、「おおおお!」と思った僕は・・・間違いなく昭和の生まれw。それも40年代以前の生まれですw。同じように「おおおお!」ってなった人は、みなそんな感じのはず。実はこの銀座線、今は味気ない銀色の車体なんですが、



      以前は・・・








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こおおおおおおんな!可愛い黄色だったんですよ!頭は茶色で、これもなんだかコケティッシュ!床は板張りだったのを良く覚えています。おばあちゃんと二人住まいだった時に、一緒に浅草寺に参拝に行って乗ったりしました。電車の窓の中に、ランプが並んでいるのが見えますよね?普段は付いてないんですけど、ナゼか走行中に蛍光灯が一瞬消える事があるんです。そうすると、このランプが代わりにぴかーー!っと光るんですよ。あれ、どうしてだったんだろうw。

今の電車の方がずっとずっと便利でエコで速いのでしょうけど、何だか、この電車の方が魅力を感じますよね。とても愛嬌があって、可愛らしい。だからきっと、僕のようにこの電車が大好きだった少年が大人になって今、またノスタルジックなデザインを復活させたんだと思うんですよね。そう思うとなんだか、胸が熱くなる思いがしたのでした。