駅舎は相当古く、幾度となく再塗装や舗装がなされているようでした。向かいのホームへ渡るための歩道橋からは海が見えます。
正面には風力発電がゆっくりとした速度で回っており、なだらかな時の流れを想起させます。
波打ち際を散歩しようと思いそちらへ歩き始めました。
日は傾き始めているとは言っても気温は30度を超えていて体には熱気がついてまわります。
ビーチサンダルに履き替え、砂浜を歩き始めてすぐ、砂の上に奇妙な模様が広がっているのを発見しました。
砂浜に住むカニなどの生物が穴を掘って暮らしているのでしょうか?
掘った砂を穴の縁に積み上げ、砂浜にうまい棒を突き立てたような形の巣を作るカニは見たことがありましたが、団子のように砂を丸めて辺りに散らすタイプの巣は初めて見ました。
この巣は砂浜に沿ってずっと続いていて、ユニークな形を見つけてはスマホを取り出して写真に納めました。

中心から四方八方に伸びる砂の団子。こうしてみると打ち上げ花火に見えなくもない。色んな色の砂でできた地層にこの巣を作る生き物が住めばカラフルでもっと綺麗に見えるかもしれないですね。表層が黒い砂ならそれこそ打ち上げ花火さながらでしょう。
しばらく海の眺めを楽しんだ後、線路沿いを駅まで戻ることにしました。次の電車は30分後。
そろそろ暗くなってくる頃です。今晩の寝床を決めないといけない、と焦り始め列車を待っていました。




