少し遠くに置いていた絵の具のパレットに手を伸ばす。

でもそこには今僕が立っている場所を照らす星の光が届かなくて、手を伸ばすほど、暗くなるし、目を開いているのに目を閉じてるみたいで、怖くて仕方なくて伸ばす手を止めてしまう。


でも、手を机に落とすたびに、パレットがズレたり、跳ねたりして、どうしようもなく聞こえてしまうあの五月蝿い音が聞こえる。


絶対に存在する。

いや、手を伸ばし続ければ、存在し続ける。


簡単なことで、仕組みはお化け屋敷と同じ。

今僕は出口の光が届く最後の道を探している。

そして、素直に「怖い」と「不安だ」と楽しんでいる。


ならきっと、その道に差し掛かった時、誰よりも先に飛び出すことができるのだと思う。


今は未来であり、未来こそ今である。


時間の正体は時計ではない。

時間は時計では表せない。

それを見て生活している僕たちは一体どこで生活しているのだろうか。


僕はどこにいて、君はそこにはいない。