昨日は札幌で社員の結婚式・披露宴に出席。そして人生初の、披露宴での祝辞を経験した。
祝辞を聞く側は、これまでに何度も経験してきたが、いざ自分がそれを頼まれるとなると迷うものだ。何を話せばいいのかなぁ、と。
てなことを考えつつ、披露宴前日になって「話すこと考えなきゃな」と思い、Google先生に聞いてみる。すると色んなポイントや、スピーチの例文などの情報がみつかり一安心。
「祝辞・挨拶を成功させるスピーチ(上司・先輩編)」
そうそう、こういうのを探していたんだよ。
・祝辞のスピーチは分かりやすく、簡潔を心がける
・祝辞スピーチでの構成は・・・・
・上司のスピーチ例文
といったことが細かく解説されていて、例文までついていたので、それを参考に書きあげた。
「よし、いいな。これで明日バッチリ。」
ところが、その時にふと思った。
「う~ん、、これは一番大事なことが抜けているなぁ。」
それは、
■祝う気持ち
スピーチを成功させ、体裁を保つことばかりに集中している自分がいることに気づいたんですね。
例文をコピペしたのに近いような整ったものではなく自分がどんな事を伝えたいのかを、しっかり考えるのが大事じゃないのかな。 祝う気持ちがあればそういう手間を惜しみなくかけているはずだ。
そこでふと思い出したのが、新郎である部下と一瞬だけど夫婦仲について話した時のことだった。僕は離婚したわけではないけど、自分の人格的問題でそうなってもおかしくないような失敗を続けていた時期があった。
披露宴という場にはふさわしくないだろうなぁと思いつつ、ネットで調べた体裁を整えただけのスピーチなんかよりは、ずっといいだろう。結婚した頃、ハッキリ言ってダメ夫で、妻とも不仲で口論が絶えなかったが、そこから変わっていくきっかけとなった時のことをネタにすることにした。
どう伝わったかは分からないけど、「読んでいるだけの挨拶」よりは血の通った話になっただろう。
無事に務めも果たし、その晩妻に電話をして、妻が関わる笑えないエピソードを少しだけ暴露した事を謝ったのだが、それを聞いて大ウケしてた。もっとぶっちゃけても良かったかな笑
ちゃんとしなきゃいけない。
しっかりこなさなきゃいけない。
ってのはあるけど、それが良いか悪いかは別として。そもそも
■話をする本来の目的はなんなのか?
常にそれを忘れずにいこう。そんなことを思った披露宴だったのでした。
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