この季節になると




あの球団
この球団から
聞こえてくる


グラウンドを去る決意





惜しむ心が芽生えちゃう





バファローズに灯っていた
松坂世代の火も消えた




オリックスの31番
小谷野栄一選手




今シーズンの最終戦
最後のバッターとして告げられた
代打、小谷野のコール




敵味方なく
沸き上がった歓声に




涙ぐみ
涙を拭って
うずくまる




バッターボックスまでの要した時間に胸が詰まる





右打ちの職人が
真っ赤な目をして
フルスイング



日ハム時代の応援歌が
オリックスの応援団から流れてくる



イケメンの多いオリックスに
男臭い男がやって来たのは4年前


単調なオリックスに
泥臭い野球を注いでくれた






真っ赤な目のまま
またもフルスイング




近鉄バファローズDAYでの
剥き出しの闘志
他の誰よりも近鉄のユニフォームが似合っていた





一塁側も三塁側も
一重で細い目の僕も
みんながみんな
真っ赤にして見守った最後の男のひと振りが





内野を転がり始めた



12年間の日本ハムファイターズ
オリックスバファローズでの4年間の歴史が、ため息と感謝と共にグラブに収まろうとしている






16年間
お疲れ様でした