自然療法士ラクシュミー優です。
９９年にイタリアのフィレンツェに到着し、
初めての留学生活が始まった時のお話
に続く、今回は第２回目。
楽しみながらの画期的な語学習得方法！！
語学学校というのは、当然ながら現地の人が通ってくるわけはなく
外国人の生徒のみ。
レベルはいろいろだけど、
つまり、正しくないイタリア語での会話の練習の場しか
得られないということ。
イタリア人やレベルの高い人だと
こちらの言いたいことを理解してくれ、
助け舟を出してくれるからなんとか会話が成り立つ
というのもあるけれど、
辛抱強さがある人でないとダメだし、
こちらも申し訳なくなる。
最初は、同じくらいの語学レベルの人と話していると、
お互いにわかりやすいし、辛抱強くいられるとう
メリットもあるにはあるのですよ。
ただ、大きく飛躍は難しいのかな。。。
語学学校に通い始めて１ヶ月が過ぎたころ、
キャンティの元ホームステイの家族に
『優、シチリアに行ったことある？
行ってみたい？』
と聞かれた。
ふたつ返事で行ってみたい〜！！
行ったことないし、行きたかったから。
彼女の提案は、
イタリア人のグループ旅行に加わってシチリアを旅すること。
シチリアは広いので見て周るのに最低１週間必要だし、車も必要。
観光も兼ねて語学上達のためにうってつけよ〜と。
『ええっ？ 一人で！？。。』
大丈夫かなとは思いつつ
それは、いいアイデアかもと
すぐに申し込むことを決意した。
シチリアは７月以降は暑すぎて観光は厳しいから
という彼女のアドバイス。
６月に行くことにした。
語学学校も休みますというだけで、
休んだ期間は、その分延長できるというありがたいシステム。
シチリアに旅立ついよいよその時が来た。
確かピサの空港からシチリアのパレルモへ入った記憶。
パレルモのホテルでイタリア各地から集まった
グループの人や添乗員と集合して
１週間の旅のスタート。
参加していたイタリア人のほとんどが
５０代、６０代のご夫婦。
日本にありがちな女性同士での参加はほとんどいなくて、
そこは、欧米はカップル単位での行動が基本だからね。
中にはナポリ出身のローマで共に看護師をしている
新婚旅行の二人もいた。
日本人が一人でグループ旅行に参加して
奇妙だったのかもしれないけれど
皆、すごく親切でいつも心配してくれた。
孤独感を感じるなんてこと皆無。
イタリア人は世話好きな人が基本多いから。
肝心のイタリア語はチンプンカンプンだったけど
特にせっかくのガイド付きの観光なのに
教会や古代ローマ時代の神殿やら劇場やら、
さっぱりわからん
添乗員のオルガもすごく親切にしてくれた。
特別扱いもしてくれて、、
ある時はフリー食があって、
運転手とオルガの二人が私をピザに誘ってくれた。
他の人には内緒ね、、
なんて言いながら
美味しいところへ連れて行ってくれた。
それにしても、当時、本当に会話ができなかった私。
いったいどうやってコミュニケーションを
とっていたのだろ？
不思議です。。。
でも、必死だったのは覚えている。
秋のインテリアの学校開始へ間に合わせるために。
これは確か、パレルモだったか？？
記憶が薄れてますが、１週間の旅が終わるタイミングで
半日フリータイムでホテルの近くの砂浜へ。
パレルモみたいな大都市でもこんなに海が綺麗なのですよね。
新婚旅行の看護師の子が誘ってくれた。
確か名前はラファエラ。
一緒に写り込んでいるおじさんもグループの人。
イタリア人はおしゃべり好きで、
誰とでもよくお話する人がほとんど。
だから、グループもいつも盛り上がっていて
楽しい雰囲気だった。
フィレンツェや近郊出身の人もけっこういて
皆、家に食事に招いてくれたり
お手紙もくれたり、
グループの半分くらいの人と交流することに。
フィレンツェのご夫婦の息子が
クラブとか、、遊びに連れて行ってくれたりね
イタリア人の知り合いもいっぱいできたし、
短期間でおそらくイタリア語にもいっぱい触れ
とーっても有益な１週間の旅でした。
自分をイタリア語しか話せない、
なんとかしなければいけない
という状況に置くというのは、
語学の学びはじめには
非常に大事だなと思いますよ。
旅行をしながらというのも
楽しめてすごく良かったし。
イタリア人のグループ旅行に参加するということ、
とても一人だけだったら思いつかない
それはそれは、
グッドアイデアでした！！
勧めてくれた、元ホストファミリーの
ティッツィアーナには、本当に感謝。
これからどこかで語学を学ばれたいという方に
是非お奨め。
自然療法士ラクシュミー優でした。
