長い冬の後の春は待ち遠しいです。
天気が良く、春の陽気で気持ちの良い日が多いこの時期に
花粉が飛びます。

私は、小学校の高学年の頃に杉の花粉症になりました。
当時はあまり花粉症の人がいなかったような時代です。
もともとアレルギー体質で小さい頃は湿疹が関節に
出来ていました。

くしゃみや鼻水がひどく、目からは涙が出て、
かなりひどい花粉症の症状を持っていました。
ひどい時は鼻づまりで夜に目をさましていました。
鼻づまりの結果、頭痛もあり、花粉アレルギーの
時期は体力を消耗し、疲れきっていました。

子供の頃から毎年この春の時期に2ヶ月程薬を飲み
続けていました。
薬なしではとても考えられなかったのです。
イタリアに来てからは、良く効く抗ヒスタミン剤に
出会い、薬で症状を完全に抑えられていました。

自然療法を実践するようになった8年前から
アレルギーの薬をいっさい辞めました。


今まで何十年と年間のうち2ヶ月とはいえ、
薬を飲み続けてきました。
更に今後ずーっと飲み続け、体に負担を与え続ける
かと思うと、迷うことなく辞めました。

腸、肝臓や腎臓のデトックスをすれば、多少は
アレルギー症状が軽くはなります。
もともとがひどい症状を持っていた私は、
花粉のトップシーズンになるとやはり症状がでて
悩まされていました。

花粉の量が自分の許容量を超えると暴走するかの
ように症状が出るのです。

ハーブをはじめ、いろいろな自然療法を
試してきました。

カタツムリのシロップなんて代物も試しました。
イタリアのエルボルステリア(薬草店)
で注文出来ます。

花粉に対する体の反応で体が粘液を
作り出し、腸や肺、前頭部にたまったり、
鼻水や涙として排出されます。

この粘液をカタツムリのシロップが溶かして
くれるのです。

どんな方法でも効き目はあるのですが、やはり
花粉の量が絶頂に達すると症状が酷くなるのです。

何が自分のアレルギーに良く効くのだろうと
試行錯誤でした。

自然療法では病気になる原因の80%が精神面に
より、残りの20%が食生活と生活習慣です。

このアレルギーについても、もちろん精神面に
よる原因が大きいのです。
これがわかっていながらも、認めたくないと
いう気持ちやどうすればいいのだろうという思いで
ついつい向き合わずに来たのです。

最後には、
花粉に過剰に反応して拒否を起こすということに
ついて精神面を見つめるしか道は残っていないと
思いました。

自分が試してみて思うのは、
花粉症になるのは、やはり精神的な影響が
強いです。
①深呼吸をしてリラックする
②花粉を受け入れるためのアファメーション

これを毎朝、毎晩10分でかまわないので
実行します。
効果を実感するはずです。


一般的にアレルギー反応は体の防衛反応です。
よって、アレルギーを持つ人は、
周囲と自分との間に壁をつくって
周囲(人)を寄せ付けないということなのです。

花粉症になった小学校高学年頃について
私は、想いだしてみました


当時、他人と自分との違いについてだいぶ意識
して来ました。
そして嫌だと思うこと、ものについての拒否反応
が強くあったような。。。

他人との間に壁をつくり、人を寄せ付けないという
アレルギ-反応が起こるようになったことが
腑に落ちる気がしました。


アレルギーや病気になる原因は必ずあります。
もちろん、私達が母親のお腹の中に居る時に
すでに原因が出来ていることも多いです。
いずれにせよ、私達の思考によって
大きく作用します。

一度原因を考えてみる、自分を見つめ直すということが
大事です。
これが、自分の抱えている問題(花粉症や病気)を
解決する糸口になります。

そして、防衛する必要がないのだということを
私達自身に教えて、意識に刷り込んでいくことで
アレルギーの反応が軽くなり、次第に消えていきます。

自分自身に、花粉に反応する必要がないということを
教えていくのです。

そして、何よりもリラックスをすることが大事です。
花粉で、もしくは病気等の痛みで辛く、イライラします。
これは、ますます症状を悪化させます。

そんな時こそゆっくり呼吸をしましょう。
リラックスするために深く呼吸をしましょう。
鼻が詰まっている時、痛みが体にある時、
辛くて息もできないかもしれません。

少しずつで良いので鼻から吸って口から
ふーっと意識的に音をさせながら深呼吸して下さい。
吐くことに意識をおくと、呼吸が深くなります。
瞑想のように座っても寝ている姿勢どちらでも
良いです。

深呼吸を続けていくと、体がリラックスします。
10分位は続けて下さい。
リラックスしてきたところで、

肯定形で
『花粉は自然の一部であり、私と共にある』
と心の中で繰り返します。

これが潜在意識に刷り込まれるまでは
時間がかかる場合もあります。

いずれにせよ、呼吸を深くするだけで、
アレルギー症状や痛みの緩和につながるのは
間違いないです。

呼吸は当たり前のことになっていますが、
花粉のわずらわしさで体が緊張し、
呼吸が浅くなっているのです。
この悪循環を断ち切るためにも、
朝、晩深呼吸をしてリラックスしましょう。