23日の測定後、何というかあー終わっちゃったな…という感覚になっていました。
本気で日本代表🇯🇵になってみようと試みて約2年間。
かなりの労力を費やしました。
時間、お金、体力、気力。
その全てが測定後に解き放たれたという感覚。
そしてとてつもなくしんどかった2000mでした。
自己ベストは更新したものの、選考基準の6分30秒の壁を破れずとにかく悔しさでいっぱいでした。
改めて日本代表の基準タイムの重さ、選考を勝ち進み、生き残る難しさを痛感させられました。
3月に予選、最終選考を経て日本代表🇯🇵になられる方々には本当に頑張ってもらいたいです。
そして、私個人としては、この後どうしよう…
またあのしんどい練習を続けて、日本代表🇯🇵を目指すのか…
それとも草ローイング的にマスターズカテゴリーや地方の大会にぼちぼち出場するいわゆるenjoyローイングスタイルにするのか…
(とりあえずボートを続ける選択肢はありました)
悩みました。
とても。
何もしない生活から色々感じ取りながら。
だからとりあえず仕事の朝いつも練習していた時間に起きて考えてみることにしました。
そうすれば何か見えるかもしれないと。
私は何のためにこれからを生きるのかを…
人生において何がしたいのかを。
家族のために仕事をして、休みは家族と共に過ごして、家族のために生きる。
それも人生。
仕事をバリバリやって、仕事で目標を描いて、なにかを達成し、仕事のために生きる。
それも人生。
仕事も家族も遊び(趣味)も程々にやって、ぼちぼちとなんでもやる人生。
考えたらいくらでも出てきました。
どれも素晴らしい人生だと思います。
ようは自分がこうなりたいと思った人生を歩めることこそがきっと素晴らしい人生なんだなと。
そして、死ぬ間際。
あーやり残したことねーなと思えるような人生。
私にとってそれはなんなんだろうと…
深く考えて行き着いた答えは、今は何が正解かはわからないという結論に達しました。
でも、好きなこと(ボート)で日本代表になれなかった。
最終選考予選にすら出られなかった。
自分の家族や友達、周りの人に何も誇れるようなことが残せなかった。
この後悔だけは残る気がしてならなかったです。
なので、もう一度やってみようと思います。
もう負けたくないです。
プロの選手にも。
実業団でバリバリやっている選手にも。
機材や環境の整ったクラブでやっている選手にも。
32歳になった今。(もーすぐ33だけど)
自分史上最高に速い今。
何の才能もないただの2児の父である私が。
唯一心から好きだと言える競技と向き合い、
この体を最大限に使って、なりたい自分を掴みに行きます。
だって自分の目標とする人間は、いつまでも子供みたいに、楽しく、無邪気に何かを追いかけられる子供のような大人でいることなのだから…
今日からリスタート。
どこまでも速くなってみせます。
同世代の人たちにあいつまだやってるよ。
バカだな。
けどちょっと羨ましいなぁ。
と思ってもらえる人生を歩むために。
