親が3月16日(土)の夕方に入院するまでを介護メモ等を見直しながら振り返ってみた。

妹と弟に送った文章を少し編集して掲載。

妹は看護師なのでNOBORIで取得した各種検査結果も随時送っていた。

3月16日(土)夕方に入院し、22日(金)早朝にHCUにて呼吸不全で亡くなったうちの親。

パーキンソン病で要介護5、胃ろうが造設されペースメーカも植え込まれていた。

私が自宅で在宅介護を行っていた。

要介護になったのは2012年だが、最初はサービスを受けながら一人暮らし、入院、老健入所、入院といった経緯を経て

2014年2月中旬から在宅復帰。

異常には気付いていたもののそこまで深刻に考えてなくて妹や弟たちに会わせてあげることができなくて申し訳なかった。
結局助けることはできなかったと思うけど、もう少し違った経過になった可能性もあったと思う。

2023年末くらいから
今年に入って睡眠中の心拍数が60まで下がらなくなった。
下がっても70までで、一定状態にもならなくなった(不整脈)。
以前は熟睡中は60一定や70一定になっていたので、心臓の状態が次第に悪化してきたのかな？と推測していた。
今年に入ってから
足を曲げる傾向が一層強まった。
寝させる時にもあまりにも曲げるためオムツの装着等が困難になったし、寝ている時の姿勢も右足を大きく曲げるようになった。
立たせる時も足を伸ばすのではなく浮かせるので移乗やトイレ介助が今まで以上に大変になっていた。
2月に入ってから
寝させた時の足の曲がりは少しおさまったが、涎が沢山出るようになった。
昨年12月には涎が酷くて痰吸引も行ったりしていたが、曲がりが強い間は睡眠中の涎は非常に少なかった。
理由は分からないが薬の効きが良かったのかも？と想像していた。
2月16日
かかりつけの循環器内科を定期受診。
心房細動が常態化している(以前は1日の1/3が心房細動)。
NT-proBNPが1700まで上昇しているが、心房細動が続いていればこのくらいにはなってもおかしくない。
この時の血液検査結果でCRPが0.71に上昇していたのが非常に気になった。
長い間ずっと上昇したことがなかったので私的には気にはなったものの医師から見れば問題にするレベルではない(実際、上昇は僅か)とのことで様子見に。
3月
3月から従来のデイサービスから看護小規模多機能型居宅介護に移行し、訪問リハビリと福祉用具以外はケアマネジャーも含めて環境が一新された。
＝＞
親が急変するような事態になることが予め分かっていれば変えてなかった。
変更前のデイサービスは2012年から利用していたので馴染みのある人達と最後まで過ごしてもらった方が良かった。
3月13日(水)
お昼のラコール注入前に胃ろう脇からの漏れが多量。
このような状態で注入するか迷ったがこよりで強めに処置してラコールを注入。
普段なら注入はスキップしたと思うが、受診があったので無理してしまったかも？
午後に脳神経内科を定期受診。
先月のCRP上昇が気になっていたので血液検査をお願いしようかとも思っていたのだが、検査をすると時間がかかるので言い出さなかった。
その後で内視鏡室で胃ろうについて診てもらって相談。
かなり漏れている状態を診てもらえた。
とろみをつけてみるか現在のバンパータイプからバルーンタイプに交換すると漏れを減らせる可能性あり。
4か月経過すれば交換は保険適用となるとのこと。
＝＞
この時に血液検査を行ってCRPがある程度高めだったらその後の対応が変わっていたかも。
3月14日(木)
いつも通りに看護小規模多機能型居宅介護に。
この日から注入時の水分にとろみを少しつけてみた。
いつものように寝させる前にトイレに座らせたが、異常に前のめりの姿勢。
お腹が痛いの？と尋ねても応答なし。
寝させると胃ろう脇から大量に漏れが発生し、シャツがビショビショ。
着替えさせるのは大変なのでタオルを挟んで対処。
3月15日(金)
朝起こしてからいつも通りにトイレに座らせるとまたしても異常に前のめりの姿勢に。
お腹でも痛いの？と聞いても相変わらず反応なし。
寝ている間も心拍数が100まで上昇していたので便かも？と疑い坐薬を使用。
しかし、豆粒サイズの便が1個出ただけ。
心拍数がずっと高いので熱を測ってみると37.7℃～37.8℃。
親の体温としては珍しくはないが、心拍数が高いのでこもり熱ではなく発熱。
漏れが多かったのと心拍数が高いのでお昼のラコール注入はスキップ。
訪問看護は16時からの予定だが、電話で状況を伝えて13時半くらいに来てもらった。
すぐに受診が必要な状態ではなさそうなので様子見に。
14:15　体はしっかり動いているが心拍数は100前後のまま。
通常はメネシットが効いて体が動いている時には心拍数が下がるのだが。
トイレの度にほんの少しずつ便が出ているので消化関係が原因？(まとまった量が出ないのでここのところピコスルファートナトリウムを多めに使用していた)
15時のメネシット注入以降、漏れの状態を確認しながら30分毎に50mLの白湯を注入してみた。
15:45　37.8℃、心拍数100前後。
17時過ぎ　苦しそうな変な咳。
心拍数が80台くらいまで下がってきたので夕食のラコールは注入。
注入後にはまたもや漏れ。
20時過ぎ　あまりにも右足を上げている。
寝させる前にトイレに座らせた際に全て着替えさせた。
相変わらずほんの少しだけ排便。
＝＞
微熱があったので午後に受診するという判断もあったかも？
近所のクリニックだと熱があるとドライブスルーでコロナとインフルの検査しかしてくれないし、かかりつけの病院を受診するほどではないと判断していた。
もしももう少し高熱であるか、異常な姿勢が痛みのせいだと訴えてくれていれば受診を決断していた可能性が高いかも。
3/16(土)
寝ている間の心拍数は昨日と同様に70台～90台まで大きく変動し続けていた。
ラコールの注入を始める頃には心拍数が90～100に。
8:23　36.8℃
8:28　看護小規模多機能型居宅介護に状況を連絡して利用することに。
起こしてトイレに座らせるとウーウーうなっていた。
朝から受診するということも頭にはあったのだが、実はこの日は散髪の予約をしていたのでデイサービスに行かせることにしたのだった。
遺体の親の髪がさっぱりしていたのは散髪したばかりだったから。
デイサービスに送り出した後にスマホでApple Watchの睡眠データを見たら初めて睡眠ステージデータが分析されていなかった。
初めて睡眠ステージが分析できないほど不整脈が酷かったということ。
14時過ぎに看護小規模多機能型居宅介護に出向いて親の様子を確認。
看護師さんと相談して今までにない状態になっていると判断し、かかりつけの病院の受診が可能であれば早めに送ってもらい受診することに。
漏れが多くて脱水症状かもしれないので点滴でもしてもらえれば良くなるかな？
14:56　病院に救急で受けてもらえるか問い合わせたところ、17時以降に循環器内科の主治医が診てくれることになった。
16:45くらい　私が車で連れて行き、病院の処置室に。
血液検査やCT検査などが行われ、このまま入院して詳細は週明けに担当医に診てもらいましょうということに。
検査結果の説明ではCRPが6で炎症があればこのくらいになってもおかしくはない、
CT検査の結果右側のみに胸水が見つかったので痛くない方法でおいおい調べてみるとのこと。
長年親の検査結果を見てきた私にとっては親のCRPが6というのはかなり悪い状態なのだが、医師的には大した炎症ではないという認識だった。
あとは病棟に移って看護師と色々な話。
＝＞
午前中の診療時間中に受診していれば対応がもう少し違ったかも？
また、胃ろう周囲の炎症にばかり着目していたのが初動を遅らせてしまったかな。
13日の昼の注入等のせいで腹膜炎になりかけているのでは？と私は思い込んでいた。
もっと痛みなどを訴えてくれると良かったんだけど、ほんと何にも言ってくれなかったもんなあ。。。
結局抗菌薬の投与が始まったのは19日からだったし、体が弱る前に開始できていたかも？
入院時には3000だったNT-proBNPが19日には6000まで上昇していたし、アルブミンなども大きく低下していたので。
あと、胃ろうの問題があったため胃ろうからの栄養の注入が行われずビーフリード輸液だけになったというのは不運だったかな。
メネシットの処方は3食の注入をベースに考えられていたので、デュオドーパのように少しずつドパミンを注入できるような対応が可能なら良かったのかも(不可能だけど)。
親がインフルエンザになった時、一番状態が悪い時には夜間も日中と同じ2時間間隔でメネシット(日中と違い0.5錠)を注入して対応した経験からもしも新型コロナで肺炎になって入院したらヤバいなと思ってたんだよな。
呼吸で肺をちゃんと動かすにもドパミンが必要みたいなんで。

3月16日に初めて睡眠ステージが分析されなかった。

就寝の色にはなっている(ベッドに横になったのはもっと前)ものの睡眠の色(ステージ分析されていない場合には濃い色で表現される)にさえなっていない。

精度はともかく、継続して測定し続けることで傾向を把握することができ、

いつもとは違う初めての状態であることがデータからも確認することができた。

『突然の3日間がやっと落ち着いた (2024年3月24日夕方)』3月22日午前6時に病院のHCUの看護師から電話連絡。1回目は無意識に切って、すぐさまかかってきた2回目にやっと出ることができた。呼吸が止まっているので至急…

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親が2024年3月16日に入院するまでを振り返ってみた