東京都知事選(31日投開票)が14日、告示される。

政党の支援なしで出馬する小池百合子元防衛相(63)に対し、

自民、公明与党は増田寛也元総務相(64)を推薦し、

民進党と共産党など野党4党は「憲法改正反対」を掲げるジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)を支援する。

後出しジャンケンで目立った鳥越氏だが、中国の軍事的脅威などがあらわになるなか、特異な発言を連発していた。



鳥越氏は出馬の動機について、12日の記者会見で「参院選の結果を受けて、昨日(11日)夕方ごろに決めた。改憲の流れを変えたい」と語った。

都政がテーマになるべき都知事選だが、具体的な政策や公約は語られなかった。

ただ、「国政の代理戦争」といえる動きを、メディアは大きく取り上げた。

ジャーナリストとして著名な鳥越氏だが、最近は、安倍晋三政権が進めた安全保障法制などを厳しく批判してきた。

 
2014年8月に放送されたNHKスペシャル「シリーズ日本新生 『戦後69年 日本の平和を考える』」では、日本を取り巻く東アジアの安全保障情勢について、次のように語った。

「(日本は)安全でなくなったとか、日本の国が攻められるような感じになってきたという声がある(中略)。みなさん、日本の平和が侵されるような状況になっているという大前提でお話になっているが、そんなことは虚構です。そんなの、ありませんよ。どこの国が攻めるんですか。
確かに空気として、尖閣諸島(沖縄県)が何となく危ないなとか、中国が近くまで来ているとか、北朝鮮がミサイル打っているというのはあります。しかし、それはすぐ、日本がそれで攻められるのか。日本の国民の命が危ないのか。そんなことはないですよ」


はあ、コイツ、本物のバカだ。

中国は南シナ海の岩礁を埋め立てて軍事基地化し、周辺諸国と衝突している。

東シナ海の日中中間線付近にも、軍事転用可能な海洋プラットホームを多数建設している。

中国メディアは尖閣だけでなく、沖縄全体を「中国のもの」と公言しているのだ。

中国漁船は、東京・小笠原諸島周辺でサンゴを強奪している。北朝鮮は弾道ミサイルの開発を続けている…。

これのどこに危険がないと言うのか💢

頭が狂っている。

テレビ発言は2年前だが、鳥越氏は今でも「中国や北朝鮮の脅威はない」と言い切るのか。

さらに、コイツは世界で評価されている自衛隊のPKO(国連平和維持活動)にも、特異な持論を持っている。

鳥越氏は同じ番組で、
「カンボジアに自衛隊がPKOで行ったとき、道路をつくったが、1年後に取材に行ったら完全に道路は消えてしまっていた。雨が降って。(PKO活動は)無駄です」とまで言い放ったのだ。

どこまでも左翼思想のバカだ。 

昨年6月には、鳥越氏は安保法制の反対集会に駆け付け、

「国民が反対をしていることを無視して進むのは独裁以外の何者でもない。あのアドルフ・ヒトラーがやろうとしていることと同じだ。安倍政権ではなく『アベドルフ政権』だ」
などと、安倍首相を激しく罵っている。

これが有識者のやることだろうか?

左翼思想に狂った鳥越氏は「民共勢力」との強い親和性を持った候補といえそうだ。


ただ、都知事には1300万都民の生命と財産を預かる責任がある。

鳥越氏の現状認識で都民が無事でいられる保証は無い。