13日の夕方になりましたので、「『やわらか頭クイズ 2016』3」の正解を発表します。

では、もう一度問題を見てみましょう。


今回は、医学クイズです。


脳細胞(のうさいぼう)

「脳細胞は一日に10万個死滅している」
とよく言われています。

果たして、本当にそうでしょうか?


①脳細胞は一日に10万個死滅するので、最終的には廃人になる。

②脳細胞は誕生時以上に増えないが、成人以降は徐々に死滅していく。



一つ選んで答えてください。




=解答および解説=

正解は、②「脳細胞は誕生時以上に増えないが、成人以降は徐々に死滅していく。」です。


神経細胞の寿命は非常に長く、90年くらいだと言われています。

だから、大切に使えば、一生もちます。

仮に、一般的に言われているように脳細胞が一日10万個死滅したとしても、100年で36億5000万個なので、脳細胞が減り過ぎてしまうということはありません。

体の細胞は一定数分裂すると、それ以上は分裂できないため、人間の寿命はおよそ120年くらいが限界だと言われています。

ところが、「脳細胞は200~400年以上生きることが可能」という研究報告があります。

もし、ES細胞やips細胞で体細胞の再生が実用化されたなら、寿命はもっと長くなるはずです。

ただし、脳細胞はアルコールが大敵で、飲酒により、脳細胞は萎縮し、最悪な場合は、一日10万個死滅するだけでは済まない。

現実に、FireBlueの母方の従兄は若い頃からの飲酒(←朝から日本酒やビールを飲み、昼食時にはコーヒーやお茶代わりにビールを飲み、夕食は必ず焼酎をお茶代わりに)していたため、現在は病院で寝たきりとなっている。

従兄の場合は長年の飲酒によるダメージを脳細胞が受けてしまい、自分一人で何もできなくなってしまった。

周りの忠告に聞く耳を持たなかったが故の結果だ。

飲酒はほどほどにしたほうが身のためだ。